島根県高校野球
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2026/06

28

第108回
選手権島根大会
Fブロックの見所

こんばんは。管理人のジョーです。

 

今日は準々決勝でEブロックの勝者と対戦するFブロックの各校について紹介します。

 

 

 

【Fブロック】

Fブロック組み合わせ

Fブロック組み合わせ

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【見所】

 Fブロックは2〜3ポイントを獲得した中堅校がひしめき合う。また、地区大会で好成績を収めたチームが多いこともあり夏を登り調子で迎えてくるだろう。このブロックに関しては、全ての試合で最後まで勝敗の分からない熱戦が期待できる注目のカードといえる。実力では三刀屋と邇摩がやや抜けている印象だ。

 安来対邇摩は春季大会でも対戦し、稗田の好投で3対2で邇摩が勝利した。三刀屋対松江工業は松江工業の強力打線を三刀屋のディフェンスが失点をどの程度に抑えるかに注目。松江商業は勝者を待ち受ける形になるので難しい戦いになることが予想される。

 

 

 

 

 

24.邇 摩

 

秋:16強 春:16強 石見:4強

 秋は初戦で出雲商業と延長11回タイブレークの激戦を12犠打を絡めて制した。3回戦では矢上に中盤以降継投した投手陣が打ち込まれ敗れた。1年生大会は清水晴の好投もあり石見地区で準優勝した。春は初戦で安来と対戦。昨夏からの故障から復帰した稗田が2失点で完投して勝利。3回戦では優勝した石見智翠館に清水晴が好投したが敗れた。石見地区大会では初戦で益田東を倒すと、準々決勝で江津工業を下し4強へ。準決勝の浜田戦でも清水晴が好投したが、吉田に同点を打たれると、9回に決勝打となる本塁打を許し敗れた。

 投手陣は清水晴、宇賀、稗田の3枚看板を中心に大量の投手が控えている。清水晴は好投が続いている右腕だ。1年生春から登板経験を積み、昨秋時点で直球が130km/h前後まで力強さを増した。春以降は変化球が良くなり、スライダーに加えて落ちる変化球を習得したことで左打者にも苦労しなくなった。これらを低めに集める技巧派な投球もできるようになってきた。浜田戦では失投で許した本塁打が決勝点となったので、丁寧な投球を貫いて欲しい。

 宇賀は左の変則投手だ。直球と小さく曲がるスライダーで目線を変える。春の安来戦で好投した稗田は直球と多彩な変化球を投げられる技巧派左腕だ。春には直球も力強くなり力を入れると130km/h近い直球を右打者の胸元厳しい所に投げたことで変化球も効いていた。春の安来戦以降登板機会が無いが、夏も勝ち上がる上では必要な戦力だ。他にも右横手の柳原、左腕の木曽らが控える。守備は動きがあまり良く無く、外野手や捕手の悪送球、牽制悪送球、野選が多い。

 打線は左打者が多い。注目の打者は松浦、勝部、安田だ。左打者の松浦と安田は本塁打を打つ力がある。勝部も力強い打撃が武器で上位打線に置かれていたが、石見地区大会の江津工業戦で本塁打を放ち力がついてきた。采配ではスクイズとセフティースクイズを積極的に仕掛けてくることが非常に特徴的だ。セフティーバントの構えでの揺さぶりも忘れない。打線全体でそれなりに振れていて、上位校からも得点自体はできるが大量点は見込めない。秋に活躍していた俊足好打の青木をベンチに置いているが、どこかで起用したい。多くても5点までと見積もるため、投手中心に守備を鍛えて夏を迎えたい。

 

 

 

 

 

25.安 来

 

秋:2回戦 春:2回戦 松江:準優勝

 大幅に選手が入れ替わって今代はスタートした。秋は初戦で開星と対戦した。エースの岩田が好投するも敗れた。春は初戦で対戦する邇摩と対戦した。相手エースの稗田に好投を許し、2回に許した3点を追いつけず1点差で敗れた。松江地区大会では初戦の開星戦で2対18と大敗した。しかし、山陰大会出場のため準々決勝へ進む。準々決勝では松江南と対戦した。3点を追う厳しい展開となるが、9回に三連続四球から岩田と山本蒼の適時打でサヨナラ勝ちを収めた。準決勝では松江北との乱打戦を制す。決勝戦では立正大淞南と対戦。相手エースの川口から9回2死から代打起用がはまり3点差を追いつく。敗れはしたものの、タイブレークでも1点差まで詰め寄り粘り強さが光った。

 投手は秋はエース岩田に頼ったが、春以降は森口、山本敬、梅垣、大江などの投手も積極的に経験を積んできた。エースの岩田は力強い直球と縦に曲がるスライダーを武器に試合を組み立てる。直球の強さと変化球の質が揃う本格派投手だ。松江地区大会では初戦の開星戦は4回からボール先行の投球となったことで打ち込まれ失点してしまった。松江南戦では四死球は修正して粘り強く投げ、5失点に抑えた。決勝戦の立正大淞南戦ではリリーフしたが四球が多く、失点を重ねた。投げている球自体は悪くないだけに不要な四球を減らすことが重要となる。

 森口は春の邇摩戦で好リリーフを見せた。チームで最も直球に力があることが武器の右腕だ。右上から130km/hを超える直球とスライダーを軸に邇摩打線を抑えた。夏も重要な局面を任される投手だろう。山本敬は制球が武器の右腕だ。球速は遅いがナチュラルにカットする直球と変化球を低めに集める。梅垣は春の邇摩戦に先発した右腕だ。直球、変化球ともにバランス良く投げてくるが、要所での制球に不安があり打たれることが多い。乱打戦になった時の最終兵器ではないだろうか。大江は身体と球威に差があり打ちにくい。コースに決まる日は好投する投手だ。投手陣全体的に球威か制球かどちらかに弱点がある。加えて守備のミスも多く、春の邇摩戦は6失策。悪送球が目立った。松江地区大会でも失策0の試合は無く、牽制悪送球など多彩なミスをしていた。

 ディフェンスを打線がカバーして松江地区大会を勝ち上がった。春と松江地区で様々な選手が入れ替わっていて選手層が厚く、特に立正大淞南戦では9回以降出てきた代打の選手の殆どが結果を残した。采配は打っていくことが多く、9回以降も焦らずに強いスイングをしてくる所がとても良い。少々の失点を跳ね返す力がある。打線の中心はエースの岩田と江田、山崎だ。岩田はチームで少ない左打者で勝負強い打撃でチームを牽引する。江田は不動の4番で、山崎も1番や3番と打線の核を任されている。他の打者も悪くなく振れている右打者が多い。邇摩戦では打線の援護が鍵を握る。

 

 

 

 

 

26.松江商業

 

秋:2回戦 春:16強 松江:4強

 選手の大半が入れ替わって今代はスタートした。秋は初戦で大田に敗れた。春は初戦の益田を大差で下すと、3回戦で大社と対戦。序盤から力の差を見せられ6回コールドで敗れた。松江地区大会では初戦で松江東、準々決勝で隠岐に勝利し4強進出。立正大淞南に敗れはしたものの、主要投手の山腰から3得点と打線の調子も上向いてきた。

 投手は左の千久谷、右の江角の2枚看板だ。千久谷は昨夏から経験を積んだ左腕だ。球速は120km/h前半ながら、スライダーと落ちる変化球を器用に操り抑える。春の益田戦で2安打完封するなど1試合投げ切るスタミナもある。江角は最速136km/hを投げる速球派右腕だ。変化球もカーブと落ちる変化球を投げ、春の大社戦ではリリーフで好投した。制球を乱すことがあるが、タイプの異なる千久谷と合わせて1試合を作っていきたい。松江地区大会では長谷川も右腕から力強い直球を投げていた。守備力は比較的あるチームで、松江地区大会の立正大淞南戦を除くと平均1失策以内と堅守を誇る。

 打線では全体的にスイングは弱くも強くもなく普通といったところだ。海塚、三島が力のある打者だが、福田悠にも外野の間を抜く長打が出てきた。得点内容は敵失や押し出し四球、内野ゴロでの得点が多く、上手く打つ以外のことで得点を奪うことが多い。下位打線から好機を作って得点するパターンが光るため、初戦も2回など早めに得点を奪いたい。

 

 

 

 

 

27.松江工業

 

秋:8強 春:2回戦 松江:2回戦

 秋は強力打線の活躍が光った。初戦の松江東をコールドで下すと、3回戦では出雲との激しい乱打戦を制した。準々決勝の矢上戦は一転して投手戦となり、初回の3失点が響いて敗れた。春は初戦の松江高専をコールドで勝利するも、2回戦の大東戦で4併殺と相手投手の術中に嵌まり完封を許した。松江地区大会では初戦で松江北と対戦し、序盤に大量失点し敗れた。

 投手は小澤と永島の両左腕の2枚看板だ。小澤は左スリークォーターから横の角度ある投球が武器だ。秋は直球が大きくシュートしていたが、春にはむしろカットするような軌道で強い球に変わっていた。スライダー系の球と直球を低めに集めて試合を作る。牽制が上手く、春は走者を牽制で刺していた。三刀屋の小技を封じるためにも、この投手が先発するだろう。

 永島は秋は主戦として投げた投手だ。秋は殆ど直球を投げずスライダーのみで組み立てる投球をしていたが、春は直球に力がついたことで速球派の投手となっていた。しかし、制球にとても苦しむ試合が春、松江地区と続いている。夏の暑さを考えるとこの投手の登板は必須のため、何とかしたい。

 打線は野口、羽室、山内の3人の打者は要注目だ。春は左打者の野口が鋭い打球をセンター中心に放っていて好調ぶりを見せた。羽室はかなり勝負強い打者でチームの大半の打点を稼ぎ出す。レフト方向への鋭く速い打球が特徴的だ。羽室が勝負を避けられることも多く、重要な直後を打つ山内は攻守に活躍する打者だ。野口中心に羽室の前に走者をどれだけ溜められるかに得点力が左右される。春以降併殺の数がとても多いことが攻撃面では気掛かりな点だ。

 

 

 

 

 

28.三刀屋

 

秋:2回戦 春:2回戦 出雲:準優勝

 秋は初戦で松江南と対戦し、守備力が光り強力打線を抑え込むも0対1で敗れた。春は初戦で優勝した石見智翠館と対戦。長谷が5回途中1失点の好投を見せるも、2番手の菅澤が掴まりコールドで敗れた。出雲地区大会では初戦の出雲に7回コールドで勝ち勢いに乗ると、準決勝では大東との投手戦を制した。決勝戦の大社戦も先制点を奪い有利に試合を進めたが、9回に2点差を逆転されサヨナラで敗れた。守備力を武器に夏を勝ち上がる!

 投手は菅澤と長谷を主戦に平等や変則の三島が控える。菅澤は縦のスライダーが武器の右腕だ。右上から120km/h中盤の直球とスライダーに加えて落ちる変化球も覚え、低めに集めて打たせて取る投球が持ち味だ。長谷は多彩な変化球が武器の右腕だ。春の石見智翠館戦では1巡目はスライダー系、2巡目は利き手方向の変化球を中心に組み立てた。直球も独特なシュート軌道を描く。秋春と好投していたが、故障で出雲地区大会は投げていない。夏には間に合いそうなので問題なさそうだ。春に松江工業打線を抑えた大東の糸川優のように利き手方向の変化球が得意なだけに調子次第で初戦の先発もあり得る。

 平等はチームで最も球威のある直球が武器の右腕だ。球種はオーソドックスだが、直球は130km/h前半で夏には中盤くらいまで伸ばしてきそうだ。三島は右横手から打者の視点を変えてくるワンポイントでの起用になりそうだ。守備力の高さは秋から今現在まで今代の三刀屋の屋台骨となっている。1試合平均失策数は0.5未満という数値が堅守ぶりを表している。打たせて取るタイプの投手が大半なだけに守備に助けられている。特に内野手の守備力の高さを夏に是非注目して見てほしい。

 秋以降の課題であった攻撃は長打力はあまり無いものの、センター中心の粘り強い打撃と小技を絡めた攻撃が出雲地区大会で徐々に形になってきている。特に走塁面が鍛えられていて外野手の細かなミスで次の塁に積極的に走ってくる。浜山球場では外野が広くなったため、より効果的であった。エンドランやセフティースクイズなどの脚を絡めた作戦を多く使う。四死球も奪えるようになったことで押し出しなどでも得点を稼いでくる。打者では1番を打つ岡田の出塁率が高く、2番の矢田貝は長打力も小技もある右打者だ。3番の神田の勝負強い打撃で1・2番コンビを返す。5番の森廣も長打力があり、下位打線の長岡や田中は左の好打者だ。ただし、松江工業の小澤が牽制がとても上手い左腕のため、脚が封じられた時にどう攻撃するかが見所だ。

 

 

 

 

 

明日は第3シード島根中央のいるGブロックの各校を紹介紹介します。お楽しみにお待ちください。