H O M E
次の記事へ>
こんばんは。管理人のジョーです。
今日は第3シード島根中央のいるGブロックの各校について紹介します。
【Gブロック】
Gブロック組み合わせ
<画像を押して拡大>
【見所】
第3シード島根中央のいるGブロックは、島根中央と浜田の一騎打ちの様相を呈している。強力な浜田打線と島根中央のエース塩崎の対決となる。島根中央の初戦の相手の隠岐も好投手の石田を擁する。投手戦に持ち込めば勝機があるだろう。
29.島根中央
秋:優勝 春:3位 石見:不出場
1年生時から好投を続ける塩崎を絶対的エースに据え、野手も大半のメンバーが残ったチームでスタートした。春は直前で和田監督がコロナに感染し、急遽新田総監督(現明誠監督)が指揮を執った。初戦の松江農林、連合チーム、松江北をコールドで下し4強へ進出する。準決勝では立正大淞南と対戦し、筒井の安打から流れが変わり4回に逆転して逃げ切った。決勝戦では強力打線の石見智翠館を塩崎が完封し優勝を飾った。大半を1人で投げ抜き、全試合を2失点以内に抑えたエース塩崎の好投が光った。秋季中国大会では初戦で関西と対戦し、立ち上がりから塩崎が崩れるも打線が奮起して逆転した。しかし、リードを守りきれず敗れた。
春は組み合わせに恵まれていると予想されたが、初戦の出雲商業戦は延長11回タイブレークと大苦戦したが勝ち切った。3回戦の松江東、準々決勝の津和野をコールドで下し4強へ。準決勝の開星戦はエースを温存して戦い敗れたが、3位決定戦では再び立正大淞南を逆転で破り3位に滑り込んだ。春季中国大会では初戦で優勝した創志学園と対戦。3回まで投手戦となったが、4回に高く浮いた球を狙い打たれて手痛い6失点。打線も安打は出るも噛み合わずコールドで敗れた。負けて夏の本戦となるため、相手が好投手なこともあり隠岐戦、勢いがある浜田戦と厳しい戦いが予想される。
試合展開としてはシード校の中では逆転勝ちの試合の数が多いことが特徴だ。先制率は全12試合中5試合と非常に悪い。先制点が重要なウエイトを占めている今代の中では非常に珍しい存在だ。しかし、先制されても粘り強く、先制された7試合中4試合で逆転勝ちと粘り強い戦いが持ち味だ。敗れた3試合も内2試合は逆転や同点まで追い上げていて簡単に転んでくれないことを示している。得点はコツコツと毎回のように1〜3点を積み重ねていく。夏は負けたら終わりのプレッシャーがかかるため、可能なら先制点を奪って試合を進めたい。
投手では秋はエースの塩崎に頼り切りであったが、春以降に梶、佐藤僚、辻の3投手が成長したことで夏を戦う下地ができてきている。エースの塩崎は直球130km/h中盤とようやく1年生時の速球が戻ってきた。縦に大きく曲がるカーブやキレの良いスライダー、フォークなどを操る本格派投手だ。上下の幅を広く使う球種が持ち味だが、スライダーと左右の投げ分けで左右の幅も使うことができる。高めの直球でも勝負できるが、春季中国大会の創志学園のような超強力打線には2巡目に捉えられたため、低めの球ももう少し活かしたい。1試合投げ切るスタミナは申し分無い。
2番手の梶は先発にリリーフと大活躍の2年生投手だ。130km/h前半の直球とスライダーに加え、落ちる変化球も投げる。佐藤僚は左上から直球とスライダーを投げるチームで貴重な左腕だ。春は松江東戦と開星戦に先発した。開星戦しか現地観戦できなかったが、この試合では制球が全く定まらず初回の途中で降板と不安が残った。辻はオーソドックスな右腕だ。梶と辻は開星戦でボークを記録しており、この辺りの細かなミスは無くしたい。実情はなるべく塩崎の負担を減らすために打線が頑張って点差を開けたい所だ。
守備は秋、春と失策がやや多く課題となっている。特に遊撃手の山田隆に失策が多く、ミスが連鎖して津和野戦では失点が増えた。塩崎以外の投手の時はバッテリーミスもあり注意したい。春季中国大会でも試合終盤に失策などがあり、ミス絡みの失策が非常に多く、夏に向けて大きな課題だ。
打線はコツコツと1〜3点を積み上げる攻撃が持ち味で、粘り強く喰らいついてくる。流れがきたタイミングではコンパクトな強いスイングで繋いで大量点を奪ってくる。打者では澁谷、筒井、髙木がチームの核となる。澁谷は春は1番打者として活躍した。特に嫌らしいのが試合の状況理解に長けており、安打に限らず重要な局面で出塁するという役目を理解して果たしている。筒井は左の強打者だ。元々は引っ張りタイプの打者であったが、春以降はセンター方向中心に強い打球を放つようになったことで、ストライクからボールになる変化球に反応しなくなり簡単に打ち取ることができず四球も多い。塩崎が投手に専念するならば、筒井がチームの雰囲気を変えられる打者だ。この選手を乗せると打線が繋がり始めるキーマンだ。筒井の直後の重要な打者を勝負強い髙木が務める。5番と6番の野津と森脇は長打が打てる左打者だ。山田隆も秋はチームトップで当たっていた好打者で、下位打線に配置されることで上位打線に走者ありで回す。采配はキーマンに挙げた打者は打つことが多いが、その他の打者は堅実に送りバントをすることも多い。得点源が適時打と犠飛が殆どのため、春季中国大会のように後一本が出ない展開が怖い。加えて春の県大会の立正大淞南戦では併殺数が多く、流れを渡しかねないことに気をつけたい。
30.隠 岐
秋:2回戦 春:16強 松江:2回戦
秋は初戦で平田と対戦し、守備の乱れなどのミスが相次ぎコールドで敗れた。春は初戦で好投手の水間擁する大田と対戦。1点が重い投手戦となるが、立ち上がりの2点を守り抜くと高梨の犠飛でサヨナラ勝利を掴んだ。3回戦では開星と対戦し、大田戦同様粘り強い守りは発揮したが相手エースの森を攻略できず完封で敗れた。松江地区大会では秋春の全てを投げたエース石田以外の投手陣で戦ったが押し出し四死球や失策から9失点しコールドで敗れた。
下級生時からエースとして活躍を続ける石田が注目の好投手だ。春以降観戦できていないため最新のデータではないのだが、右上から130km/hを超えるナチュラルにカットする直球は厄介だ。変化球も複数方向に器用に操る。昨秋は捕手が変わった影響もあり実力を出し切れなかった印象だったが、春以降は1年生正捕手の野津で固まったこともあり、大田に競り勝つと、強力打線の開星も終盤までロースコアで接戦を演じている。エースが投げれば島根中央打線とはいえ中々得点を奪うのには苦労しそうだ。松江地区大会では来年代以降も見据えて村上、前田、平田らの投手に経験を積ませた。しかし、今夏は石田と心中だろう。失策が毎試合約2個記録されている。石田は三振も奪える投手だが、島根中央打線は簡単に三振しないレベルなだけに守備を鍛えて夏に挑みたい。
打線は中々得点を奪うのに苦労しているイメージがある。昨夏から活躍する石田と藤原巧が上級生としてチームを牽引する。1年生捕手の野津は5番に座り、勝負強い打撃で大田戦の先制点を叩き出した。堅実に送りバントで送ることが多く、数少ない安打を得点に結びつけようとしている。下位打線から好機を作って上位打線が内野ゴロなどで上手く得点を稼ぎ始めるとペースを握ることができるだけに下位打線のしぶとい活躍が鍵を握る。
31.江津・浜田水産
秋:16強 春:2回戦 石見:2回戦
秋と春は江津工業を加えた連合チームで出場した。秋は初戦で出雲北陵の好投手、山田を相手に逆転勝ちで今代初勝利を挙げた。3回戦では優勝した島根中央に13奪三振を許しコールドで敗れた。春は初戦で松江東と対戦し、粘り強く喰らいつくも敗れた。石見地区大会では初戦で益田翔陽と対戦し、接戦の末敗れた。
今代を通して全くデータを持っていないため、詳細は不明だ。投手は秋春と連合チームの2番手を務める伊藤が中心。幸い捕手の宮原は変わらないため投げにくさは無いだろう。秋の上位打線を務めた、伊藤、山本湧、宮原、寺井の4選手の活躍に期待したい。
32.浜 田
秋:2回戦 春:16強 石見:優勝
昨年代から大半の選手が入れ替わってのスタートとなった。秋は初戦で出雲と対戦し、序盤3回終わって6点差と引き離された。それでも粘り強く8回表に同点に追いついたが、直後に勝ち越しを許し敗れた。1年生大会では石見地区を制した。三浦と前川の両左腕が投打に活躍。圧倒的な強さで優勝した。春は初戦で浜田商業をコールドで下すと、3回戦で平田と対戦。投手陣が計17四死球17失点と投壊して敗れた。石見地区大会では初戦の明誠を真田の本塁打や橋本の適時打で下すと、準決勝の邇摩戦では吉田が同点打&決勝本塁打、投げては好リリーフで接戦をものにした。決勝戦は矢上との延長11回タイブレークの死闘となった。先発の藤井が粘り強く投げ、1年生の秘密兵器三上、エースの吉田と繋いだ。吉田が10回にサヨナラのピンチを凌ぐと、11回に5得点を挙げて石見地区を制した。優勝戦線に踏みとどまるかどうかの一戦だっただけに、決勝戦での1勝は価値が大きかった。
今代の特徴は一言強力打線で打ち勝つということだ。1試合平均で8得点以上奪う得点力は脅威と言う他無い。春以降は先制点を全試合で奪うこともできている。しかし、リードを守りきれず逆転される展開が多く乱打戦の末打ち勝つことが多い。例年のような強力なエースが不在のため、この代に合わせて采配している。石見地区大会では、9回を全て3失点以内と徐々にではあるがディフェンスも強化されつつある。組み合わせにも恵まれたためダークホースとなることができるか注目だ。
投手は絶対的エースを欠き大量の投手を試しながら試行錯誤してきたのが現状だ。秋は下級生の三浦と吉田、玖村の3名が主力だった。1年生大会では三浦と前川を主軸に据えた。春は吉田、三浦、景山、藤井の4投手で戦った。石見地区大会では1年生の秘密兵器、三上も決勝戦で起用した。恐らく左腕の藤井と三浦、右腕の吉田が主戦となり、大会全体は5枚の投手で夏を戦う。
エースは投打の核となる吉田だろう。右上から130km/h後半の速球とカーブが春は主体だったが、石見地区大会では手元で鋭く曲がるカットボールに近いスライダー、フォークと春に隠していた変化球も使って組み立てた。春から石見地区大会にかけての成長が凄まじい。石見地区大会では全試合リリーフで好投し優勝に貢献した。特に決勝戦の矢上戦では延長10回に2死満塁となり、初球を置きにいってボール。今までならここで簡単にサヨナラ四球を与えていたが、國分監督のナイスタイミングな伝令もあり窮地を凌いだ経験は大きな自信になっただろう。チームで最も直球のスピードと変化球が両立する上、ブルペン待機できるDH制の恩恵も受けられるため完投を狙う試合以外は、リリーフでの登板が予想される。
左腕の藤井は石見地区大会で明誠戦と矢上戦で先発し、粘り強く投げた。左スリークォーターから横の角度ある投球を武器としている。直球は120km/h中盤程度だが、器用にスライダー系と落ちる変化球を投げ分ける。四死球が多く、走者を背負うことが多いが石見地区大会では粘り強くピンチを防いでいた。夏は先発として吉田に良い形で繋ぐことが仕事となろう。同じく左腕の三浦は大きく曲がる変化球が持ち味の左腕だ。直球は120km/h前半と力不足な所があるが、スライダーとチェンジアップは大きく曲がり的を絞りにくい。この投手も藤井同様先発として4〜5回を投げて吉田に良い形で繋ぐことと、三上が継投した場合のリリーフで起用されると踏んでいる。1年生投手の三上は1年生ながら130km/h中盤の力ある速球が持ち味の投手で、浜田の秘密兵器だろう。縦に変化するスライダーと合わせて上下幅で勝負できる。景山はクロスステップして投げてくる左腕で調子次第でリリーフすることもあると考えている。左投手陣は直球に力が無く本塁打を春以降打たれるケースが目立つ。特に3回戦までは狭い松江市営野球場が会場となるだけに気をつけたい。
守備は昨夏内野手を守った真田を春から捕手へコンバートした。春の大会では失策からの失点も多く、悪送球やバント処理のミス、バッテリーミスなどコンバートした選手の失策が平田戦で相次いだ。しかし、石見地区大会までの1ヶ月で守備を鍛えてきていて準決勝と決勝戦では、長丁場のダブルヘッダーをバッテリーミス1つの無失策で守り抜いた。春に比べて石見地区大会ではベンチから良く声が出ていた。夏も良い雰囲気になれば、守りからリズムが出てくるかもしれない。
打線は5〜7人の左打者が並び、左打者が代打含めてとても多いことが特徴だ。左投手が少ない松江会場に入ったので、左腕にやられる心配は低そうだ。元々打ち勝つチームなだけあってスイングも強く打線も活発だ。元々、鋭いライナー性の打球をセンター中心に外野の間を抜いた二塁打、三塁打の多いチームだった。石見地区大会では吉田と真田に本塁打が生まれ打球を飛ばす力も強化されてきている。春以降はスクイズとセフティースクイズを多用するようになっていて、石見地区大会では先制点が欲しい局面や、競った展開の終盤、集中力の切れそうなタイミングで仕掛けてくる。要所での送りバントや打力があるため犠飛も多く得点を奪う能力は県内でもトップレベルだ。
打線の核となるのがエースの吉田だ。反対方向にも長打の打てる打者で、春の大会では9打数6安打で打ち取られた打球は遊直と外野フライと内容が良かった。石見地区大会でも邇摩戦で二塁打2本、本塁打1本と大暴れ、しかし、矢上戦では小泉に苦戦し抑え込まれた。同じような右の本格派の塩崎を打つことができるか注目だ。数が少ないだけに右打者では大庭と橋本が鍵を握り、勝負所の代打で見世田が控える。左打者では前川や鳴川、寺岡、真田など怖い打者がずらりと並ぶ。
最終日の明日はHブロックの各校を紹介します。お楽しみにお待ちください。
次の記事へ>