H O M E
こんばんは。管理人のジョーです。
今日は準々決勝でCブロックと対戦するDブロックの各校について紹介します。
【Dブロック】

Dブロック組み合わせ
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【見所】
秋・春に8強以上の経験のあるチームが0校と似た実力のチームが集まっていて混戦模様である。それだけにどこのチームにもチャンスがある。昨夏4強の飯南が戦力的には充実しているが、隠岐を筆頭に松江工業などの各校が上位進出を狙う。
14.浜田商業
秋:16強 春:2回戦 石見:中止
秋は久しぶりに勝利をすると連合、松江高専を退け16強に進出した。春は初戦で春準優勝の大社と対戦しコールドで敗れた。
エースの小川が軸となる。秋まではオーソドックスなタイプの右腕であったが、春は手元で小さく沈む球を多投するなど変化していた。春は惨敗したが、それでも正面の打球は堅実に捌く守備力が光った。
笹井、金森、山下、小川と昨夏出場した選手が中軸に並ぶ。春は大社の好投手に刃が立たなかったが何とか1点を奪う手段を工夫して飯南戦へ挑みたい。
15.飯 南
秋:16強 春:2回戦 出雲:2回戦
昨夏4強から大幅にメンバーは入れ替わったが1年生大会で出雲地区を制した最上級生を中心に実力があると見られていた。秋は3回戦で益田東に敗れたが接戦には持ち込めていた。反面打力に課題を残した。春は非常に厳しい組み合わせとなったが初戦の津和野戦では相手に4点差を許す厳しい試合展開となったが逆転勝ちを収めた。しかし、次戦の石見智翠館に先制はしたが中盤以降に投手陣が捉えられコールド負けとなった。出雲地区でもエース宮岡の好投は収穫となったが継投した投手が打ち込まれて逆転負けを喫した。
エースの宮岡が軸となる。右下から左右どちらにも曲がる変化球を駆使した横幅を大きく使う投球が持ち味。秋から春にかけて直球の球威が大幅に増した。どちらかというとコツコツ当ててくる津和野のようなチームよりも振り回す傾向のあるチームに相性の良い投手だ。
春の津和野戦で好投した森廣は右上から120km/h中〜後半の直球で最もチームで力押しができる投手だ。フワフワと来るスライダーも非常に独特なものがある。速球に弱いチームに対しては相性が良いだろう。出雲地区で登板した本間は左横手の変則投手だ。昨夏のような本格派の投手はいないが、様々な投手を取り揃えている。昨年代のような爆発力ある打線ではなく打たせて取る投手が多い分、春に見せたような守備のミスを消していきたい。
昨夏4強をレギュラーとして牽引した遊撃手の森山と三塁手の鹿田が軸となる。昨年と比べると打力は落ち、特に秋の益田東戦では蟹江を前に14奪三振と打力に課題を残していた。春になるとスイングが強くなり引っ張り中心の打撃が目立つが、津和野戦では中盤に修正できたことが逆転に繋がった。秋、出雲地区と左投手に苦しんでいるが同じゾーンに左投手が少ないことは幸運だろう。
16.松江工業
秋:2回戦 春:2回戦 松江:8強
昨年から大幅に選手が入れ替わった代で秋は優勝した出雲商業に初戦で敗れた。春は出雲と対戦し、初回に先制はしたが中盤以降に逆転を許し敗れた。松江地区では初戦で山崎が好投し松江南を下し初勝利を挙げた。続く隠岐戦でもロースコアの試合となったが土壇場の9回で悔しい逆転負けとなった。初戦では隠岐にリベンジを誓う!
秋・春と好投したエースの野口豊と松江地区で復調した姿をアピールした山崎の右腕の好投手2枚看板である。野口豊は緩い変化球と落ちる変化球を操る投手で変化球が入ると相手打者は苦しむ。しかし、試合終盤に掴まる傾向があるので暑い夏なら継投してくると考えられる。山崎は右横手の投手ながら直球のキレと鋭い変化球で松江地区で見るとチームで最も良い球を投げる。特に左打者の胸元に直球と変化球を厳しく投げ切れる点が武器だ。守備はミスもあるものの、泥臭く守っている姿も春以降沢山見てきた。チームとしての雰囲気が良く明るいチームだ。試合終盤の集中力をつけることができれば、このブロックであれば勝ち抜く可能性はあり得る。
昨年から出場している塩野を軸に仲佐ら巧打の左打者と小山などの力のある右打者が混ざる下位まで長打の打てる打線だ。秋は出雲商業の勝部、春は出雲の鞁嶋と好投手と対戦しても決して0点でやられていない。スクイズなどの小技も織り交ぜるようにもなった。しかし、春季大会、松江地区大会共に走塁ミスや采配ミスなどで試合の要所を逃している。この部分を鍛えることが夏を戦い抜く上で重要となる。
17.隠 岐
秋:2回戦 春:16強 松江:4強
1年生だけで夏を戦ったメンバーが3年生となった。昨年から出場していた選手が殆どを占める。秋は飯南にコールドで敗れたが、春に延長タイブレークの末に松江北を下し初勝利を挙げると立正大淞南に対しても3対8と善戦。松江地区大会でも勢いそのままに初戦の松江工業を9回の逆転で下した。開星には力の差を見せつけられたもののブロック内では好成績を納めているチームに仕上がった。初戦の松江工業は松江地区大会で対戦経験がある。試合は熱戦だったので夏も非常に面白い組み合わせとなった。
投手陣は石田、山田、戸田の3本柱だ。エースの石田の実力が抜きん出ている。右上から約130km/hの直球は手元で動くか伸びるか分からない厄介極まりない球だ。加えて複数方向への変化球も2年生ながらマスターしていて非常に楽しみな投手だ。山田は長身左腕で強い直球と緩い変化球の緩急が武器だ。戸田は昨夏はエースとして活躍した右腕だ。3投手が束になりまずは8強を目指す!
中田と平田雅を中軸に据える。松江地区大会では安打に占める長打の割合が非常に高く、外野の間を抜く打球が多かった。特に中田が当たっていて怖い打者と感じた。平田雅は力がありタイミング良く引っ張った時は本塁打も狙えるだろう。春以降のような粘り強い攻撃ができれば相手からしたら嫌がられるだろう。
18.出雲農林
秋:2回戦 春:1回戦 出雲:1回戦
秋は江津工業との連合チームでの出場となり益田東に敗れた。春は連合を組んでいた江津工業と対戦し乱打戦の末に敗れた。出雲地区大会では出雲北陵を相手に猛追を見せたが後一歩及ばなかった。
岡田碧、大塚の右腕2枚が主戦投手を務め、大塚から岡田碧への継投が考えられる。大塚は制球が持ち味の投手で先発することが多い。岡田碧はシンカー気味に沈む特徴的な球が持ち味だ。登板経験は無いものの右横手の和泉も控える。春以降の2試合で平均12失点とディフェンス面が課題だ。
反面攻撃は比較的投手力の弱いチームと当たったことは加味しなければならないが春以降平均8点以上と一度離されてもしぶとく喰らいつく諦めない姿勢が素晴らしい。持ち味を存分に発揮して良い夏にしたい。
19.松江高専
秋:2回戦 春:2回戦 松江:1回戦
秋は浜田商業と接戦の末競り負けたが、春には出雲西を5回コールドで下した。しかし2回戦で立正大淞南に無安打でコールド負けと実力差を見せつけられた。松江地区大会では初戦で開星と対戦。序盤に守備のミスなどから大量点を許したが中盤からは気持ちが乗ってきて別人のような動きで得点を許さなかった。
昨夏の大社戦で好投した大黒柱の濱家に全てを託す。濱家は長身で角度がある直球が持ち味で複数方向の変化球も操る。毎試合、1人で投げているだけにスタミナも申し分ない。松江地区大会では立ち上がりにやや制球を乱して流れを悪くしてしまっただけに試合の入りに気をつけたい。後は暑さ対策をしっかりして夏に挑んで欲しい。松江地区大会では守りが序盤にミスを繰り返してしまった。反対に中盤以降は濱家の調子と共に気持ちが乗ってくると良い動きをしていた。夏は初戦からいかに早い段階で、この気持ちの乗った状態になれるかが鍵だ。
攻撃は、吉山、福田、遠藤を軸としている。春に立正大淞南に無安打で敗退と課題を残したが、松江地区大会ではセンターから反対方向を意識して得点を奪っていた。
明日は第2シード大社のいるEブロックの各校を紹介します。いよいよ折り返して反対の江津会場の紹介になりますね。お楽しみにお待ちください。