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こんばんは。管理人のジョーです。
今日は第3シード三刀屋のいるCブロックの各校ついて紹介します。
【Cブロック】

Cブロック組み合わせ
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【見所】
第4シードの三刀屋を筆頭に秋春16強の松江南、三刀屋と春に激闘を繰り広げた島根中央がいる力のあるチームが揃った。特に初戦の三刀屋と島根中央のカードは注目の組み合わせだ。
10.三刀屋
秋:16強 春:4位 出雲:4強
秋は開星に接戦の末サヨナラ負けを喫した。春からは奥井新監督の元、初戦で島根中央と対戦。大会随一の投手戦の末延長10回タイブレークとなりサヨナラで勝利すると、3回戦では大田に主導権を奪われるも終盤で逆転し勝利。勢いそのままに準々決勝では立正大淞南を撃破しシード権を獲得した。準決勝以降の壁には阻まれたものの、エース矢田貝の熱投が光った。出雲地区大会でも4強に残ったが控え投手に不安を残した。1978年以来の甲子園出場を目指す!
エースの矢田貝の実力が群を抜いている。県内ナンバーワン左腕で140km/hを超える直球と多彩な変化球を操る本格派投手だ。特に切れ味鋭い縦のスライダーで右打者は対応できなかった。昨夏は初戦の浜田戦で先発。4回で脚を攣って降板したことが敗因となった。この悔しさをバネにスタミナを強化した。結果、春に1人で準決勝まで投げ抜いても球威が全く落ちず底知れなさを感じさせた。一方で制球面に不安を残した側面もあり、3回戦の大田戦では制球が定まらず苦しい立ち上がりの中で勝利に導き成長を感じた。しかし、準決勝の大社戦では四死球3個(内1つは申告敬遠)で押し出しによるサヨナラと、秋春共にサヨナラ負けと最終回の締め方に課題を残した。後は夏の暑さ対策を万全にして、この夏を1人で投げ切る覚悟を持って調子を上げて来られるかが重要だ。そのためにも春にシードを獲得できなことは大きなアドバンテージとなるだろう。相手の強さによって後ろに回さず矢田貝が先発し続けることが不要な落とし穴を防ぐだろう。
控え投手の澤田は右でリリース位置の高さを調節しながら投げる変則投手。一塁手を守る板持も投手であるが、矢田貝とかなり実力が離れているように見えるため点差がついた時の登板に留まると考えている。守備は矢田貝が投げていないとはいえ出雲地区大会でベースカバー不在や先のベースを野手不在にしてしまうなどのミスが多かった。この辺りの細かいミスは致命傷になり得るので気をつけたい。
元々打線が弱点と言われていた代であったが、チームとして纏まっていることを武器として勝ち進んできた。秋春と強豪校や好投手との対戦時に得点が少なく矢田貝に負担をかける要因となっていた。春は引っ張り回す打撃で柔らかさが無く苦戦している様に見えた。しかし、出雲地区大会では修正してきてセンター方向を多少なりとも意識できていたことが大量点に繋がった。打力自体が長けているチームではないが矢田貝を主軸に各自の打力が大きく異なる訳では無いのが嫌らしい。春は打っての適時打や犠飛などで得点していた。初戦の島根中央戦ではスクイズも見せている。送りバントやスクイズ何でも用いて得点を重ねて有利な展開で進め、なるべく矢田貝の負担を軽減したい。
11.島根中央
秋:16強 春:2回戦 石見:中止
秋は3回戦で出雲商業と対戦し序盤の失点が響いて敗れた。春は1回戦で秋8強の大東をコールドで下すと、2回戦で三刀屋に延長10回タイブレークの末敗れた。初戦は奇しくも春と同じ相手となったがリベンジなるか。
昨夏から登板経験を積んだ塩崎と山口の2枚看板が最大の特徴だ。春以降に観戦できたのが塩崎だけであるが、縦に大きく曲がる変化球が武器だった。延長10回を1人で投げ切るスタミナが付いてきた。山口は投球練習でしか見ていないが一冬越えて球速が上がり直球で押せる投手になったように見えた。守備のミスがタイブレークでの致命傷となってしまったので守りを仕上げておきたい。
昨夏から正捕手を務める郷原と外野手の遠藤が残っており、1年生ながらベンチに入った澁谷も主力として活躍している。昨年代と違い打者の左右のバランスが良かった。春の三刀屋戦では右打者が矢田貝の変化球を振らされて空振りを量産してしまった。また、バントが決まらず苦しむ側面もあったので春に出た課題を対策して欲しい。
12.松江南
秋:16強 春:16強 松江:2回戦
昨夏から出場経験を積んだ選手が多かったが、秋春と3回戦の壁に阻まれた。松江地区大会では投手が崩れ敗れ課題を残した。それでも計3勝をあげている実力はあるチームだ。
竹邊、梶谷の右腕の2人を主軸として継投で戦う。春以降は竹邊が先発し、最終的に梶谷に繋ぐ形が多い。竹邊は投手陣の中で最もストライク先行できる投手なのが強みだ。梶谷は右スリークウォーターから威力のある直球を投げ込む。制球の安定感がポイントとなる。福田、三島、松本泰など多様な投手はいるものの軒並み制球が不安で松江地区大会では満遍なく打ち込まれていた。
昨年代のから出場経験者が多く打線に怖い打者が揃う。しかしながら、庄司、嶽野、堀尾、古田の左打者に良い打者が揃うが、右打者でも水や梶谷と力のある打者が多い。しかし、春は2回戦以降中々得点を奪うことができず、松江地区でも松江工業の山崎に苦しみ中々力を発揮できていない。ディフェンス面を底上げするか打力で押し切る方針を取るか夏の戦い方を注視したい。
13.松江西・江津・浜田水産
秋:2回戦 春:2回戦 石見:中止
秋は松江西は情報科学との連合チームで江津・浜田水産と分かれていたが春以降は3校の連合チームとなった。春は邇摩と対戦し序盤の大量点が響いたが、回を追うにつれて締まった試合となった。序盤の失点を防ぐことが鍵。3校の戦力を束にして勝利を狙う。
今年代の試合は観戦できていないが、恐らくエースとなるのが左腕の大谷だろう。加えて昨夏連合のエースとして登板した右腕の川上も控える。その他にも村松など投手経験は積ませている。野手では昨夏の経験者が多いことが強みだ。しっかりと四死球と守備を鍛えて序盤5回を接戦にできるかが鍵となろう。
明日はDブロックの各校の紹介をお楽しみにお待ちください。