島根県高校野球
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2025/06

22

第107回
選手権島根大会
Bブロックの見所

こんばんは。管理人のジョーです。

 

今日は準々決勝でAブロックと対戦するBブロックついて紹介します。

 

 

 

【Bブロック】

Bブロック組み合わせ

Bブロック組み合わせ

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【見所】

 Bブロックは秋4位の大田を筆頭に、松江地区4強の松江商業、春16強の益田翔陽がいる。春以降に石見地区の2校以外は試合を見ることができた。大田はエースの生越を中心に粘り強く守り、小技を使って巧く戦ってくるチーム力が高さが魅力だ。松江商業は選手宣誓を引き当てた三賀森、竹下、加茂といった中軸の破壊力がある。

 

 

 

 

 

05.情報科学

 

秋:2回戦 春:2回戦 松江:8強

 秋は部員不足により松江西との連合チームでの出場となった。春からは再び単独チームとなり、松江地区大会で今代1勝目を挙げた。

 かなり多くの投手を用意している。完投経験のある投手がいないため継投が基本となる。秋、春と登板したのが平井で右変則の投手だ。制球が甘くならないかが調子のバロメーターだ。新田は打撃とは反対に緩い球を器用に操る。松江地区大会で好投した井塚も先発向きの右腕だ。恐らく最も実力がある投手に見えた。遊撃手の山脇はテークバックが見えにくいのが特徴的で、緊急時の登板もある。

 鍵となるのが木次、新田、山脇の3名である。木次は秋の大東戦で本塁打を放ちチームで最も力のある打者だ。松江地区では立正大淞南の横山の速球に全く対応できていなかった。

 

 

 

 

 

06.松江商業

 

秋:2回戦 春:2回戦 松江:4強

 昨年から出場していた野手は多く残っていたが、秋・春と立て続けに安来に敗戦した。松江地区では打線が4試合で4本塁打と奮起。しかし、四死球が全体的に多く投手力が課題となっていた。

 内田、藤田、竹下らが中心となるだろう。完投能力に乏しい投手が多いので誰から誰に継投するのかが鍵となる。全体的に四死球やボール先行のカウントが多いことが今代の失点数が多いことに繋がっている。藤田は投手陣の中では最も安定感があり試合を作る能力は高く見える。竹下は上の角度ある直球と手元で曲がる変化球が武器だ。ストライクが先行しさえすれば打者にとっては厄介だろう。エースの内田は唯一、昨年代から経験を積んだ投手である。秋・春ともに先発したが不甲斐ない投球となった。松江地区でも満を持して立正大淞南相手に先発したが打ち込まれた。個人的には昨年同様リリーフで起用した方が合っているように見える。貴重な左投手の千久谷も控える。

 主将の三賀森を中心に左の竹下、右の森井、加茂と長打力のある打者がズラリと並ぶ。松江地区大会2回戦の松江北戦では3本のアーチをかけた。打てるコースにいかに相手を誘い込めるかどうかが注目だ。

 

 

 

 

 

07.大 田

 

秋:4位 春:16強 石見:中止

 秋は選手11人ながらエースの生越を中心に堅実な守備が光りとバスターや送りバントといった小技で粘り強く好投手達から点を奪った。秋季中国大会でも初戦をコールドで突破するなど戦力が限られている反面、どのような野球を目指すのかが固まっていた。春も注目カードとなった初戦の益田東を僅か2安打ながら粘り強く守り抜き逆転を呼び込んだ。三刀屋戦ではサヨナラで敗れたものの、課題であった2番手投手に目途がつき決して悪い形では無かったように思う。石見地区大会が中止となったため久しぶりの公式戦となる上に、初戦が開幕試合を戦った勝者を待ち受ける形となる。この試合が鍵となるだろう。

 エースの生越と左腕の小原が軸となる。生越は直球、変化球共に制球が良く低めに丁寧に集める投球が持ち味。秋には落ちる球の精度が高くなり、春には殆ど直球で押し切って益田東打線を抑えるなど力押しの投球もできるようになり更に投球の幅が広がった。秋には連投時の試合中盤以降のスタミナに課題を残したが、夏に成長した姿を見せられるか。

 左腕の小原は春の三刀屋戦で好投を見せたことで複数投手の目途が立つようになった。緩い変化球を上手く使った投球が持ち味。リリーフの多かった秋は制球が細かく外れて四死球が多かったが、先発した春は上手くカウントを稼ぐことができていた。生越がリリーフ時の方が不安なため、継投する試合では継投の順番が鍵を握るだろう。守備も安定しているが、唯一捕手の捕逸やストップできないなどのバッテリーミスが目立つ。細かい所を修正して磨きをかけてほしい。

 昨年代と比べると打力自体は劣るが、バスターやエンドラン、送りバントといった小技を確実に決めることでスピーディーにチャンスを作り1点1点を重ねてくる今年の攻撃の方が対戦相手からしたら嫌らしいだろう。生越、山尾が攻撃の軸となる。

 

 

 

 

 

08.明 誠

 

秋:2回戦 春:2回戦 石見:中止

 今年は未勝利ながら秋は島根中央を相手に長打を沢山放っていたが、春はコールド負けと苦しんだ。

 今代の試合を観戦できていないが秋春と4投手で継投して試合を組み立てている。昨夏登板経験のある重本がどれだけ投げることができるかどうかが鍵となるのではないだろうか。選手数が多く夏に向けてどのように戦っていくか楽しみに開幕試合を観たいと思う。

 

 

 

 

 

09.益田翔陽

 

秋:2回戦 春:2回戦 石見:中止

 非常に若いチームであり3年生は僅か3人しかいない。秋はコールド負けを喫したが、悔しさをバネに春は初戦に江津工業との乱打戦を制した。強力打線の出雲戦ではエースの柳井が好投するも惜しくも敗れた。

 今代で観戦できていないため詳しいデータは無いが、投手ではエースの柳井が全ての試合で先発している。出雲戦では完投するなどしている。2番手として遊撃手を守る三浦や秋は次藤も控える。野手でも三浦が好守の中心となるのでは無いだろうか。観戦できていないので開幕試合を楽しみにしている。

 

 

 

 

 

明日は第4シード三刀屋のいるCブロックの各校の紹介をお楽しみにお待ちください。