島根県高校野球
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2025/04

13

2025年春季島根大会
島根県大会の
Bゾーンの見所

こんばんは。管理人のジョーです。

更新時間が遅くなってしまいました。

 

連載2日目の今日はBゾーンの見所を掲載します。

 

 

【Bゾーン】

2025年春季島根県大会 組み合わせ

2025年春季島根県大会Bゾーン組み合わせ

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【見所】

 Bゾーンは第4シード大田のいるゾーンだ。前半の大田側のベスト8までのブロックは全て秋の16強以上ととても見応えがある。また、絶対的エースを持つチームが多いので熱い投げ合いが見られるだろう。反対のブロックは秋16強以上のチームはいないものの立正大淞南がおり他校が倒すことができるかが争点となる。

 

 

 第4シードの大田は秋は11人ながら秋季中国大会で1勝を挙げるなどの活躍を見せた。投手では1年生時の秋季大会から活躍した右腕の生越が制球良く打たせて取る投球で、秋季島根県大会の2回戦から準々決勝まで無失点投球と素晴らしい活躍をした。一方で連投時のスタミナと2番手投手の育成が課題となる。そのため左腕の木原の成長に注目したい。打線は生越・山尾を軸として送りバントや追い込まれてからのバスターを中心に多彩な攻撃を積極的に仕掛けてきた。堅実な守備力を土台に手堅い攻撃で着実に加点する監督の持ち味を再び生かす方向にチーム作りをしたことが好結果に繋がった。

 

 その大田と初戦で対戦するのが秋8強の益田東だ。秋季大会では1年生も数多く主力で活躍する若いチームだ。投打の核を担うのが蟹江だ。左腕から140km/h近い速球をクロスステップ気味のフォームから右打者の対角線を抉るように投げる。リリーフできる投手が豊富にいた昨年代と違い、1人で投げ切る必要性が上がった影響か連投となった試合では130km/h前後の球が多かった。一冬越えてどれだけ1人で投げ切るスタミナを付けてきたかが夏の成績に直結するだろう。課題は2番手以降の投手で左腕の橋本や右腕の稲垣など枚数はいるが彼らのレベルアップは夏を戦う上で必須だろう。打線でも蟹江を筆頭に猪谷、藤井は力があり、篠畑も好打者だ。その他にも秋は様々な打順やスタメンを組み替えていた。秋の出雲商業戦では内外野の間に落ちる安打を許すことが多く連係に課題があった。

 

 三刀屋は秋は準優勝の開星に惜しくもサヨナラで敗れた。チームの核は矢田貝だ。左腕から最速140km/hの直球に加え、多彩な変化球も操る器用さも併せ持つ本格派投手だ。しかし、昨シーズンは夏は試合中盤に脚を攣り秋も最終回の四死球がサヨナラに繋がるなどスタミナ面に課題を残した。ただし昨年も一冬越えて見違える程成長を遂げた投手であったため今シーズンに向けて1人で夏を投げ切る覚悟でレベルアップを果たしてほしい。打線でも矢田貝が主軸を担う。秋の時点ではスタメン中の左打者が2人であったため使い方は鍵を握るだろう。秋季大会では送りバントやスクイズといった小技も積極的に活用し1点を重ねにきたが、國分監督が転任となったため新監督といかに早く馴染むことができるかもポイントとなる。

 

 島根中央は秋に観ることができなかったが、塩崎と山口という2枚の右腕が投手陣の軸だ。塩崎は出雲商業戦でも好リリーフを見せた。山口は出雲商業戦では序盤に崩れた。この2人がどのような仕上がりをできるかが鍵となる。

 

 大東は打線に助けられ、秋8強と勝ち進んだものの初戦と3回戦で8失点、準々決勝では10失点とディフェンス面に大きな課題が残った。投手ではエースの光田を軸に田口、山本といった投手で継投することもある。松江南戦のようにバッテリーミスや失策など守りのミスが多かったことも失点を増やす要因になっていたので春に守備力が向上しているかが見所だ。反対に打線は中軸が打点を稼ぎ理想的な動きができていたが、準々決勝の開星戦では僅か4安打と抑え込まれた。好投手から得点できるようになっているかの成長が試される。

 

 立正大淞南は秋は観戦することが叶わなかった。初戦で矢上にサヨナラ負けと悔しい結果で終えることになったが、1年生大会は本戦で3年連続の決勝戦に進むと3度目の正直となる優勝を果たした。エースの川口、藤本など左打者で注目の打者が揃う。筆者自身、秋に詳しい情報が筆者も得ることができなかったため春での観戦を楽しみにしている。

 

 

 明日はCゾーンの見どころを紹介します。お楽しみにお待ちください。