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こんばんは。管理人のジョーです。
いよいよ島根県の高校野球もスタートしますね。
連載初日の今日はAゾーンの見所を掲載します。
【Aゾーン】

2025年春季島根県大会Aゾーン組み合わせ
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【見所】
Aゾーンは第1シード出雲商業のいるゾーンだ。出雲商業に対抗できるチームがどこになるかが見所だ。秋の16強以上のチームは出雲商業含む3チームと比較的穏やかなゾーンだが、秋の初戦で涙をのんだ大社がどこまで通用するか。また、このゾーンのチームは秋に右打者が多いチームが多かったため右打者への対策がゾーン全体でポイントとなるだろう。
第1シードの出雲商業は62年ぶりに秋季大会を制した。投手では昨夏の益田東戦で好救援を見せた勝部がエースとして変化球を低めに集め、ピンチを招いても夏と同様粘り強い投球をしたことが秋を制した大きな要因となった。大半のイニングを勝部が投げたが、決勝戦では遊撃手を守る飯塚が好救援を見せ優勝投手となり複数の好投手がいることもアピールできた。引き続き夏へ向けてエース以外の投手の強化がポイントとなる。打線では1〜4番の今岡、飯塚、金山、糸賀は強烈な打球を放つ。決勝戦では途中出場の下井が反対方向へ本塁打を放つなど下位や控えにも振れている打者がいる。秋の時点では左打者が1人であったため右打者に強い投手との対戦がポイントになる。守備では中国大会に向けて仕上げたが、エース勝部のテンポの良い投球に助けられていた側面もあり一冬越えて守備力が強化されているか春に注目したい。
邇摩は左腕の稗田を筆頭に松直、柳原と複数のタイプの異なる投手を擁する。稗田は一冬越えて身体が強化されてくれば飛躍の年になるかもしれない。打線では谷本が小技含めて嫌らしい活躍をする。
浜田商業は秋2勝を挙げて久しぶりに16強に進出した。エースの小川はオーソドックスな右腕で初戦の大社戦では、この投手がどこまで大社打線を抑えられるかがポイントとなるだろう。
大社は秋に観ることができなかった。終盤に追い上げを見せたものの初戦で津和野に敗れた。秋は久しぶりに甲子園へ出場し慣れない短い期間でチームをつくり切ることができていなかった部分もあるだろう。一冬越えてチームを作り飛躍の春にすることが夏に向けての見所となる。2回戦から秋の16強以降に立て続けに対戦する可能性があり持っている自力を試される。
益田は例年投手を育てることが上手く今年も岩本という好投手を擁する。右変則の長戸や1年生大会では山鳥も登板経験を積んだ。秋は出雲工業の太田に2巡目に7三振を喫するなど苦戦したため、打線の強化がポイントとなるだろう。
松江南は上級生と下級生のバランスが良いチームで、秋は16強、1年生大会の松江地区では準優勝と力があることを示した。それだけに今大会でも出雲商業への対抗馬となろう。嶽野、堀尾の2年生の左打者に特に力があり古田はチャンスで堅実に得点を挙げてくる勝負強さが光る。反対にディフェンス面では秋の大東戦では4失策で9失点と課題が残った。投手はエースの梶谷が軸にはなるが昨年のチームと同じく小刻みな継投をする方が強豪校に通用すると考えている。継投が多い戦い方になる可能性があるだけに監督の手腕の見せ所だ。
出雲北陵は右横手の福城が力のある直球を投げる。ただしスタミナと制球に課題があり試合中盤で脚を攣るなどして試合が荒れることが多い。チーム全体も試合後半になるとスタミナ切れして動きが鈍る傾向がある。3年生は1年生大会で出雲地区準優勝と持っている力は良いものがあるので1試合を通して戦える持久力をつけることが好成績に繋がるだろう。
明日はBゾーンの見どころを紹介します。お楽しみにお待ちください。