島根県高校野球
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2024/09

12

2025年度
秋季島根県大会
の展望

こんばんは。管理人のジョーです。

2025年度秋季島根県大会もいよいよ明日から選抜甲子園をかけての戦いが始まります!

 

秋季島根県大会の展望を掲載します。

 

2024年秋季島根県大会 組み合わせ

2024年秋季島根県大会の組み合わせ

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2025年度秋季島根県大会の展望

 今秋は総合力で秀でる石見智翠館を中心に益田東や浜田が有力だ。

 

 チームの総合力では石見智翠館が最も戦力が充実していて優勝候補筆頭だろう。昨年から主将を務める荒木が残ることに加えて1年生からレギュラーを務めた荒木、藤瀬、吉村に加え近藤の内野手4名が残る。左右2名ずつ残り打線としてもバランスが良い。さらに投手でも夏の準決勝に先発した小田、春季大会で登板経験を積んだ清水の2枚の右腕が揃う。

 

 益田東の蟹江は県内屈指の左腕だ。春季大会以降に急激に直球が良くなり山陰大会、夏の選手権大会と好投した。特に直球のベース上での威力は間違いなく県内ナンバーワンだろう。蟹江は打撃も良く投打共に今年の益田東の大黒柱となろう。春季大会決勝戦で先発した出所の見えにくいフォームと制球が持ち味の橋本や好守備の光る外野手の篠畑にも注目が集まる。野手の入れ替わりが激しいが部員数を考えても例年のように強いチームに鍛えてきていることだろう。

 

 秋3連覇を狙う浜田は公立勢の中では最も秋の頂点に近い存在だろう。県ナンバーワン右腕の山田は夏の選手権大会では常時140km/h台前半の速球と曲がりの大きなスライダーを軸に投げた。夏は初戦の三刀屋、準々決勝の石見智翠館と打ち込まれた悔しさをぶつける秋になる。湯浅、福間の夏出場していた左打者が鍵を握る。守備力と投手の2番手がどのくらいのレベルなのかが秋優勝の鍵を握るだろう。

 

 私立四強は今年は戦力が整っている。夏四強の開星は夏の大会中に下級生を積極的に起用し経験を積みながらも勝ち上がった。二遊間と外野手が残る。夏に1・2番を打っていた田村、持田が主軸となるだろう。投手では夏に要所を任された仙田琥、昨秋にリリーフとして大活躍した持田の両右腕を中心に勝負できる戦力は整っている。

 

 立正大淞南は福井、横山の2枚の右腕が1年生大会の決勝トーナメントで活躍。春季大会では川口が左変則から力ある球を投げていた。夏は力を発揮しきれなかったが秋は投打ともに主軸で活躍が期待される。野手では下級生で試合出場経験のある藤本も鍵となるだろう。

 

 公立では三刀屋の左腕、矢田貝は大注目の選手だ。春季大会では延長戦で140km/hを計測。スライダーやチェンジアップなど多彩な変化球を投げられる器用さも持っている。野手の力の底上げが上手くいけば一昨年の準優勝のような上位進出も見えてくる。

 

 この夏、甲子園に旋風を巻き起こした大社はやや厳しい状況だ。投手は4番手の石橋が残っているものの島根県トップレベルのエースと比べるとやや見劣りする。投手陣としては夏2連覇も見据える上で下級生も含め複数枚の投手を育てたい。野手では甲子園でも好プレーを魅せた安井、白石、安松を中心となるだろう。打力が厳しいので、どのような選手起用と采配をするかで順位は大きく変動するだろう。

 

 秋に強い矢上は例年下級生から騒がれる投手がいるが、今年は不在の状況だ。昨年登板経験のある左腕の竹辺らが成長するか下級生からエースを奪う選手が出てくるかが注目だ。野手では捕手の花田、複数ポジションが守れる上に小技も使える上田が残る。さらに1年生ながら夏に4番を務めた重富らを生かして今年は例年以上に打線で投手を援護したい。

 

 飯南は大黒柱の岩本と迫田のバッテリーが抜けた穴は大きいが1年生大会で出雲地区を安定した戦いぶりで制した実力は本物だろう。投手では右変則の宮岡の投球が鍵を握るが投手力はやや心もとない。しかし、野手では夏に切り込み隊長として活躍した森山を筆頭に3番を打つ鹿田、外野手の石田と良い打者が残っている。粘り強い戦いができれば面白い存在となるだろう。

 

 島根中央は野手は殆ど入れ替わるものの、1年生ながら夏に130km/h台中盤を計測した右腕の塩崎は是非注目してほしい投手だ。安来は投手野手全てが下級生主体のチームであったため今年は戦力・経験共に上位を狙う代になる。投手では伊藤、平井の2枚、野手も鍵を握る俊足の増田が残る。その他の注目選手は松江商業の三賀森と竹下、投手では出雲の鞁嶋、出雲工業の太田、大田の生越、益田翔陽のの齋藤らが注目だ。

 

 この秋で一気に注目を集める選手が他にも出てくることを期待したい。明日から選抜をかけた試合が始まる。夏にも負けない熱戦に期待したい。