H O M E
こんばんは。管理人のジョーです。
第106回全国高等学校野球選手権大会は今日は島根県代表の大社高校の準々決勝です!
対戦相手の神村学園戦の見所を掲載します。
【8強以降】

第106回選手権大会準々決勝以降の組み合わせ
<画像を押して拡大>
45.大 社 対 神村学園
神村学園
〔勝ち上がり〕
○1回戦 8対5 木更津総合
○2回戦 4対3 中京大中京
○3回戦 7対1 岡山学芸館
鹿児島県大会では5試合中3試合をコールド勝ちしたが決勝戦もコールドがあれば7回決着と圧倒的な強さで勝ち上がった。特に5試合中4試合で得点を与えていない防御力が光り、攻撃も毎試合8得点以上を挙げる安定感があった。甲子園では初戦の木更津総合戦では同点で迎えた6回に2点、7回に1点と何度も相手にリードを奪われたが、その度に直後の攻撃で同点、逆転と粘り強さを見せつけた。2回戦の中京大中京戦も3回に先制点を許すと、4回に追加点も奪われ前半5回で主導権を相手に握られる展開になったが、3安打2四球を絡めて一気に逆転。9回に入耒田の本塁打で突き放し、競り勝つ勝負強さを見せた。3回戦では鉄壁の守備を誇る岡山学芸館と対戦。4回に4安打と四球で2点、5回に2本の適時打で4点を追加し集中打で突き放すと、先発を託した右腕の早瀬が9回130球1失点の好投でエースの温存にも成功。盤石の体勢で準々決勝に挑んでくる。
投手はエースで左腕の今村と右腕の早瀬が中心。今村は昨夏4強を経験し、今大会では強豪の木更津総合、中京大中京相手に完投しリードを許す場面も多かったが要所要所はきっちりと締めてくる。130km/h中盤の直球と小さく沈む120km/h後半の変化球、スライダーが軸となる。右腕の早瀬は長身から140km/hの直球とスライダーを軸に投げる。守備も3試合で1失策と非常に安定している。
打撃では1試合平均10安打以上と当たっており、甲子園で3割以上を記録している打者が多い。盗塁を仕掛けることも多く、内野ゴロなどで取れる1点も堅実に奪うことで集中的に得点して勝利することも多い。正林が注目の打者とされているが徹底的なマークで今大会は率を今のところ残せていない。
見所と予想
大社が島根県勢初の1大会4勝目を目指す。相手は今大会優勝を狙えるチームで、私の評価ではかなり強いチームだ。
何よりも大社のエース馬庭の投球が鍵となる。相手の神村学園は1試合平均10安打以上の好調の打線に加えて、積極的に盗塁してくる。加えて犠打も6記録しており堅実に野球を展開することも可能だ。特に1回戦で見せた失点直後の追いつき、2・3回戦で見せたチャンスでの集中打と強いチームの要素を沢山兼ね備えている。唯一の懸念点が左打者8人とかなり偏っている点だ。左投手とは中京大中京戦で相対しており前半5回を0点で抑えられるなど右投手から約8点ほど奪うのに対しては苦戦するといえる。しかし、早稲田実業の左打者が馬庭を攻略しており同様の作戦を実行できた場合は反対に馬庭が苦しむ恐れもある。また、ここまで401球と馬庭の疲労も心配だ。だからこそここからは総力戦になるだろう。大社には馬庭の陰に隠れているものの、岸と山本という全国レベルの2・3番手が控えている。自信を持ってマウンドへ上がれば大幅に崩れることはないだろう。
大社打線はここまで自ら崩して奪った得点より、相手のミスなどから貰った得点が主な得点源になっている。このことからレベルの変わる8強以降で得点を奪うことができるか疑問を持っている。しかし、神村学園の投手陣は左腕の今村が3回に1個の四死球、早瀬も約2回に1個の四死球と多い。粘り強い攻撃から安打以外の四死球、小技全てを絡めることができれば得点を奪うことができるかもしれない。
大社が勝つなら多くても3点以下で決着する展開だろう。先制点を奪わないと試合巧者の神村学園にはどんどん引き離されるので先制点は必須。集中打で大量得点もあるチームなので、相手の攻め時が来たターニングポイントを大社が抑えると勝機が見えてくる。大社は7回をリードして迎えることができれば勝機が見える。相手左打者の馬庭対策が全ての鍵を握る。
島根県勢最高タイ記録の準決勝へ、島根県新記録の大会4連勝へ向かって頑張れ大社高校!
試合は本日19日の第4試合、15:45開始の予定です。お楽しみに!