島根県高校野球
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2024/07

26

第106回選手権
島根県大会の
決勝戦の見所

こんばんは。管理人のジョーです。

第106回全国高等学校野球選手権島根県大会もいよいよ明日は島根県代表が決まります!

 

決勝戦の見所を掲載します。

 

【決勝戦以降】

第106回選手権島根大会 組み合わせ

第106回選手権島根大会決勝戦以降の組み合わせ

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大 社 対 石見智翠館

大 社

○勝ち上がり

 1回 対  益 田 11対1 5C

 2回 対 松江高専 7対0 7C

 3回 対 出雲工業 5対0

 準々 対 出雲商業 3対1

 準決 対  開 星 7対1

 

 

石見智翠館

○勝ち上がり

 2回 対 浜田商業 12対1 7C

 3回 対  大 東 10対0 5C

 準々 対  浜 田 8対1 8C

 準決 対  飯 南 9対7

 

 

 

見所と予想

 2021年の第103回選手権島根県大会決勝戦と同じカードとなった。両校の対戦は今年の代は無く、公式戦初対戦となる。前回の第103回大会の決勝戦では石見智翠館が山崎琢磨のノーヒットノーランで優勝を飾った。その試合を中学3年生時に見ていた選手達が最上級生としてチームを率いて同じ舞台に帰ってきた。

 試合のポイントは大社が先制点を奪えるかどうかだ。ここにこの試合の9割近くがかかっている。大社は現在夏の決勝戦で6連敗しているが、直近5試合では先制点を奪われている。特に夏の決勝戦は夏の他の試合と比べても先制点を奪ったチームと勝利したチームが一致する割合が高いだけに、大社が死に物狂いで先制することが1992年以来32年ぶりの甲子園を大きく手繰り寄せるだろう。加えて土日の決勝戦ということで特に大社は地元のファンやOBが数多く応援に駆けつけるだろう。その歓声を味方につけるためにも先制点が絶対に欲しい。そして、大社は先制点を多く奪えるチームに一年間かけて成長してきた。秋・春・夏の島根県大会と秋の中国大会を合わせて13試合で先制点を相手に許したのが僅か2試合と先制する能力を磨いてきた。夏もここまでの5試合全てで先制点を奪うことができている。先制点を奪うために藤原の特に第1打席で出塁できるかに注目したい。併せて石見智翠館の背番号11のエース杉本が左投手だが盗塁をできるかも注目したい。1点を奪う攻撃パターンは大社に部がある。横綱の石見智翠館を攻めて攻めて圧倒したい。加えて守備もエース馬庭を中心に5試合で僅か3失点1失策と堅牢な防御力を持ち合わせているので投手戦や接戦では部があるだろう。1つ1つのプレーを大切にして2021年の悔しさを逆にして返したい。

 一方の石見智翠館は準決勝では先制され逆転するも同点に追いつかれたが、それでも試合をひっくり返す力があることを見せつけて勝利した。ここまで4試合で37得点で3試合をコールド勝ち、加えて新バットの影響を感じさせない3本塁打と破壊力ある打線と6枚の様々なタイプのいる投手陣と正に横綱のような風格がある。ここまで好調な打線を生かして打ち合いとなれば優勝が近づくだろう。

 しかし、唯一山陰大会の決勝戦で1回途中で石見智翠館が先制した直後から継投した益田東の左腕蟹江が石見智翠館打線を無失点に抑えている。130km/h中盤の切れのある直球を懐に厳しく投げたのを生かして、直球とスライダーを軸に無失点に抑えた内容であった。大社のエース馬庭は130km/h後半を誇る左腕で相性は悪いだろうが、その中でどのように攻略を狙うのかが注目だ。反対に馬庭と石原のバッテリーはインコースもしっかりと使いながら、球だけでなくマウンド上での気迫でも石見智翠館打線を圧倒したい。大社は馬庭が準々決勝と準決勝を完投。準々決勝以降は最も有利な日程とはいえ連日の炎天下だ。何かあった時のためにも岸と山本には「俺が優勝投手になってやる!」という強い気持ち持って準備しておいて欲しい。

 

 

昨年の決勝戦は2014年の開星から10年連続で3塁側のチームが勝利しているというジンクスを紹介したが、その他に気になったデータやジンクスを紹介します。

(1)2021年から続くジンクスで以下のように立正大淞南に勝ったチームが次試合で負け、その試合で勝ったチームが次試合で負ける…というジンクスだ。

 

2021年

○立正大淞南 9対13 安来

○安来 1対3 益田東

○益田東 4対10 大社

○大社 0対8 石見智翠館

 

2022年

○立正大淞南 2対5 開星

○開星 2対3 飯南

○飯南 4対9 浜田

 

2023年

○立正大淞南が優勝

 

2024年

○立正大淞南 4対7 飯南

○飯南 7対9 石見智翠館

 

 

 

(2)選手権島根県大会優勝校の地区大会成績

→殆どの優勝校が地区大会決勝戦に進出している。

0000年 夏の優勝校 地区 成 績

2023年 立正大淞南 松江 優 勝

2022年  浜 田  石見 4 強

2021年 石見智翠館 石見 準優勝

2019年 石見智翠館 石見 準優勝

2018年  益田東  石見 優 勝

2017年  開 星  松江 準優勝

2016年  出 雲  出雲 2回戦

2015年 石見智翠館 石見 優 勝

2014年  開 星  松江 不出場

2013年 石見智翠館 石見 優 勝

2012年 立正大淞南 松江 準優勝

2011年  開 星  松江 優 勝

2010年  開 星  松江 優 勝

 

 

いずれにせよ3年生にとっては島根県の球場で行う最後の高校野球の試合となる。土日で多くの観客が見込まれる中で精一杯のプレーと熱戦を期待しています。