島根県高校野球
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2024/06

28

第106回選手権
島根県大会の
Hゾーンの見所

こんばんは。管理人のジョーです。

9日間連続で第106回全国高等学校野球選手権島根県大会の見所を連載中!

 

連載最終日の今日はHゾーンの見所を掲載します。

 

 

【Hゾーン】

第106回選手権島根大会 組み合わせ

第106回選手権島根大会Hゾーン組み合わせ

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【見所】

 立正大淞南が頭1つ抜けた実力がある。立正大淞南は昨夏の甲子園をレギュラーで経験した勝部、儀間、大舘に加えて、下級生から登板経験を積んだ島田、山田を擁するまとまりのあるチームだ。1年生大会で2年生連続で本戦準優勝しており元々持った実力は高い。立正大淞南と初戦を戦う松江東は保田、小林を中心に打撃力も光り、春16強の実力がある。邇摩は右腕の月森と松直、左腕の揖谷、稗田の4投手を中心に昨年のチームのような破壊力は無くても接戦に勝てるようになってきた。邇摩と初戦を戦う益田翔陽は昨夏1年生ながら完封勝利を挙げた左腕の齊藤に注目が集まる。松江北は春から単独チームに復帰することが決まった。松江農林は今代の公式戦初勝利を目指す。

 

 

 

 

 

33.邇 摩

 

秋:2回戦 春:16強 石見:準々決勝

 殆どが新戦力となってのチーム作りとなった。秋は初戦で石見智翠館に敗れたものの、春季大会では初戦で島根中央を完封して勝利すると、情報科学も破り2勝を挙げた。石見地区でも初戦で敗れたものの、春準優勝の石見智翠館を相手に2ー3の接戦を演じた。

 投手は右腕の月森と松直、左腕の揖谷と稗田の4投手がいる。月森は遊撃手としても注目の選手だが、投手としても春に島根中央打線を完封し自信をつけた。左腕の揖谷は春の立正大淞南戦では立ち上がりにピンチを招いても低めに集めて併殺で無失点で切り抜けた粘り強さが印象に残る。1年生の稗田は春に登板する機会は無かったがブルペンで準備はしており夏の登板が充分に考えられる。

 攻撃では昨年のチームと比べると長打力には劣るが、守備は昨年のチームより良く完封勝ちなど失点を防ぐ能力が高い。野手では唯一昨年からレギュラーで出場していた月森が攻守の核になる。

 

 

 

 

 

34.益田翔陽

 

秋:2回戦 春:2回戦 石見:1回戦

 秋は益田東、春は安来、石見地区では矢上に敗れ今代は公式戦勝利を挙げることができていない。今代の試合を観戦できていないが、齊藤と林のバッテリーが昨夏から残っている。左腕の齊藤は昨夏は1年生ながら松江農林を完封した。エースとしてチームと柱になる。野手では正捕手の林に加えて、猪俣、柳井、三浦らが昨年夏に出場経験がありチームの主力に成長していることだろう。

 

 

 

 

 

35.立正大淞南

 

秋:16強 春:8強 松江:4強

 今年は秋春ともに強豪が集まるブロックに入り益田東に敗れたため近年では珍しく4強以上の経験が無い。松江地区でも準決勝で開星に1ー2で敗れ3連覇を逃した。

 投手は昨夏の準決勝で登板した山田とエースナンバーを背負う島田を軸に西田や川口が控える。島田は右上から130km/h後半の速球とスライダーに加えて、チェンジアップを武器としている。山田は一冬越えて制球の安定度が増し、直球とスライダーのコンビネーションに加え、チェンジアップの精度も高まってきた。西田は2段モーションから速球を投げる。川口は貴重な左腕で横手から右打者の懐に直球を投げることができる。

 野手は昨夏の甲子園をレギュラーとして経験した勝部、儀間、大舘が中心となる。春季大会直前に体調不良者が出て調整が遅れていた印象があるが、勝部が新基準バットで本塁打を放つと、大舘も3回戦で活躍し準々決勝の益田東戦では4番を任された。1年生ながら春季大会では1番に座った川口も力がある。今年はいずれも強豪私学に上位進出を阻まれているのでバランス良く分散したトーナメントの恩恵を大きく得るチームとなるだろう。準々決勝以降の競った展開になった時に春からの成長が試されるだろう。

 

 

 

 

 

36.松江東

 

秋:1回戦 春:1回戦 松江:1回戦

 秋は大社にコールドで敗れた。春季大会では隠岐をコールドで下すと、3回戦ではシードの矢上相手に2ー4と敗れはしたものの接戦を演じた。投手は保田と小林の二枚看板で両投手ともに丁寧な投球が持ち味だ。小林は打者としても4番に座り投打の中心を担う。春季大会では隠岐の原の直球をセンターへ打ち返して攻略していた姿が印象的だった。

 

 

 

 

 

37.松江農林

 

秋:2回戦 春:2回戦 石見:1回戦

 秋は島根中央、春は松江工業、松江地区では松江西に敗れた。今代の試合を見ることができていないため詳細がわからない。捕手の都田が柱になるだろう。投手では小林、門脇、神戸の3投手を擁する。

 

 

 

 

 

38.松江北

 

秋:2回戦 春:1回戦 松江:1回戦

 秋は部員不足で江津・浜田水産との連合チームで出場し初戦を突破した。春からは再び単独チームになったが春は三刀屋、松江地区では準優勝の松江商業に敗れた。

 春の三刀屋戦では松浦が複数安打放ち1人気を吐いていた。山本と濱崎は出場経験が豊富で三刀屋の好投手、矢田貝の速球に振り負けていなかった。春季大会では西田が1人で投げたが、山本も投手経験がある。

 

 

 

早いもので今日で連載も最終日でした。ここまで長々と付き合って頂きありがたい限りです。

夏の島根県大会開幕まで後2週間になりました。球児の皆さんには後悔の無い夏を過ごして欲しいです。

 

 

そして…

 

今年も

特別展「夏-2023-」を開催します!

詳細は後日の発表しますのでお楽しみにお待ちくださいね。

 

 

今年も共に良い夏にしていきましょう!