島根県高校野球
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2024/06

26

第106回選手権
島根県大会の
Fゾーンの見所

こんばんは。管理人のジョーです。

9日間連続で第106回全国高等学校野球選手権島根県大会の見所を連載中!

 

連載7日目の今日はFゾーンの見所を掲載します。

 

 

【Fゾーン】

第106回選手権島根大会 組み合わせ

第106回選手権島根大会Fゾーン組み合わせ

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【見所】

 秋の王者である浜田を中心に好投手の揃った激戦のゾーンとなった。浜田は2年生ながら140km/h中盤の速球が持ち味の山田は県内トップクラスの右腕だ。野手でも2022年夏の甲子園を経験した強肩強打の捕手、田村を中心に力のある右打者が打線に並ぶ。浜田の初戦の相手、三刀屋も140km/hを越える2人の左投手がいる。2年生の矢田貝は冬の間に大きく成長し春季大会では延長11回に140km/hを計測した。3年生左腕の三原も矢田貝を超える速球を投げるが、制球が不安定な所が春はあった。夏を勝ち抜く上では2本の柱を揃えたい。出雲西は部員数は少ないが直球とスライダーの組み立てが光る右腕、桐原を擁しているだけに侮れない。島根中央は2023年春に4強入りした選手の大半が残っている。特に向井、梶、田平の3投手の投手陣が目立つ。4強に入ってから中々勝利に恵まれないが、しぶとく戦っていきたい。隠岐は昨夏、1・2年生のみでの出場だったことから全てのメンバーが残っている。エースの原を中心に久しぶりの公式戦での勝利を掴みたい。

 

 

 

 

 

24.三刀屋

 

秋:1回戦 春:16強 出雲:準々決勝

 秋春共に大田に敗れはしたものの、春は延長12回の死闘を演じるなど力をつけてきた。特に春は2試合連続で相手を零封するなど堅い守備が光った。

 投手では左腕の矢田貝と三原の強力な2投手が主戦となる。2年生の矢田貝は昨年から順調に経験を積み、冬の間に身体が大きくなったことに加えて柔軟性が上がったことで大田戦では延長11回に140km/hを計測した。2回戦、3回戦を殆ど1人で投げていてスタミナもある。矢田貝が安定した投球を続けられるようになったことは三刀屋にとって大きい。三原も140km/hを越える速球を投げる。秋は故障の影響で殆ど投げなかった。春は直球のスピードこそ速かったがかなり制球に苦しんでいた。三原が復調して夏にどれだけの回を投げられる状態に持っていけるかは夏を勝ち抜く上で大きな鍵となるだろう。矢田貝と三原の2枚が揃えば実力のあるチーム倒して上位進出が狙える。春の1回戦や出雲地区準々決勝では右投手に経験を積ませ、左右のバランスを良くしようとしていた。

 野手は近年の三刀屋のような本塁打や長打力は無いので、小技も使いながら1点1点を積み重ねる攻撃をしてくる。左打者では岡田陸と矢田貝、右打者では春に当たっていた主将の古川が鍵となる。どこまで勝ち上がることができるか楽しみなチームだ。

 

 

 

 

 

25.浜 田

 

秋:優勝 春:8強 石見:準々決勝

 秋は2年生エースの山田の快投が光り、大田、開星、津和野、矢上と実力のあるチームとの連戦を勝ち抜いて秋連覇をを果たした。しかし中国大会では山田が制球に苦しみ最終回に猛追したものの及ばなかった。春は新基準バットへの変更からか打線が不調で、投手が抑えて8強まで勝ち上がったものの、準々決勝の大田戦では失策が全て失点に結びつき1ー3で敗れた。

 投手では2年生エース山田に注目が集まる。右腕から140km/h中盤の速球に加えて、鋭く曲がるスライダーが持ち味だ。2年生ながら県内トップクラスの右投手だ。春は登板した試合を見ることができていないが、秋の決勝戦では延長10回無死満塁でギアを上げて無失点に切り抜けた気迫溢れる投球を鮮明に覚えている。ストライク先攻する時は攻略の難しい投手だ。濱見も登板経験豊富な投手だ。右上から縦に鋭く曲がるスライダーが武器の投手。春は調子が上がらず制球に苦しんでいた。小河は春にリリーフとして好投していた。右横手からスライダーを軸に組み立てる。3回戦の安来戦ではタイブレークも任されて信頼されている。

 野手では甲子園経験者の田村に加え、石田、田村を筆頭に内田、大庭、岡山など右の力のある打者が多い。唯一の左打者であった湯浅が鍵となる。打撃は春季大会ではスイングは力強いが新基準のバットに上手く適応できていないように見えた。打撃での新基準バットへの対応が夏への鍵の1つだろう。春は守備で崩れてしまった。特に準々決勝では3失点全て失策絡みの失点だった。夏に守備が仕上がってくるかがもう1つの鍵となるだろう。

 

 

 

 

 

26.出雲西

 

秋:8強 春:16強 出雲:1回戦

 今年のチームは1試合も観戦できていないが、秋8強で春も16強と安定してベスト16以上に勝ち上がる力はある。チームの大きな原動力となっているのがエースの桐原だ。昨年の春季大会3回戦で益田東を2失点完投勝利して注目を浴びた。右腕から直球とスライダーを軸に両サイドに投げ分ける制球力がある。人数は少ないチームだがエースを軸に勝ち抜いていきたい。初戦が待ち受けの所に入ったので、試合の入りは要注意だ。

 

 

 

 

 

27.島根中央

 

秋:16強 春:1回戦 石見:準々決勝

 昨春4強を経験した選手の大半が残るチームだ。秋は田平と梶を中心に挑んだが大社に初回の投手の制球難が響き敗れると、春は邇摩に完封負け、石見地区でも初戦で敗れ思うような結果を残せていない。

 春以降、試合を観れていない。投手は向井、梶、田平の3投手が中心となる。向井は多彩な変化球を低めに集める。梶は右横手から制球の定まった投球が持ち味。田平は力のある直球が武器と3投手ともタイプが異なる。秋は打線で右打者がずらりと並んでおり、強いスイングをしており引っ張る傾向が強く出ていた。

 

 

 

 

 

28.隠 岐

 

秋:2回戦 春:2回戦 松江:準々決勝

 昨年が1・2年生のみのチームであったため、殆どの選手が出場経験がある。エースの原は右腕から力のある直球を投げる。ピンチでは戸田も登板できる。在籍している選手は初の公式戦勝利をまずは目指したい。

 

 

 

明日は第3シード大田のいるGゾーンのチームを紹介します。お楽しみにお待ちください。