島根県高校野球
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2024/06

25

第106回選手権
島根県大会の
Eゾーンの見所

こんばんは。管理人のジョーです。

9日間連続で第106回全国高等学校野球選手権島根県大会の見所を連載中!

 

連載6日目の今日はEゾーンの見所を掲載します。

 

 

【Eゾーン】

第106回選手権島根大会 組み合わせ

第106回選手権島根大会Eゾーン組み合わせ

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【見所】

 第2シードの石見智翠館が頭一つ抜けている。石見智翠館は2年生ながら主将を任された荒木を中心にバットが振れている。投手も杉本、大川、松田康の3人に加えて、2年生の小田が山陰大会で益田東を完封して優勝を飾り注目を集めた。春の勢いを維持したまま夏に挑む。初戦の浜田商業は変則左腕の湯田の投球が光る。大東は昨夏、浜田に勝利した際の野手が多く残る。情報科学は強肩強打の捕手、井塚が主将としてチームを牽引する。

 

 

 

 

 

20.石見智翠館

 

秋:16強 春:準優勝 石見:4強

 第2シードの石見智翠館は1年生大会を連覇した世代が2・3年生となりポテンシャルは県内No.1だ。秋季大会では飯南の岩本に抑え込まれ3回戦で敗れた。春季大会は前評判はあまり高くなかったが、初戦の出雲工業戦で長打を連発し力を見せつけると、3回戦では開星との終盤まで縺れる接戦を制した。準々決勝では左変則の平川を中盤に捉えた。準決勝では序盤の失点で劣勢に立たされたが、5回の集中打と9回のサヨナラ打で準優勝に輝いた。山陰大会では春季大会、石見地区大会で敗れた益田東を破り優勝し、春季大会の勢いを維持したまま夏に進んできた。

 投手陣は枚数が豊富で揃っている。春の主戦投手であった杉本は130km/h台中盤のキレのある直球、元々の持ち味であるスライダーに加えてチェンジアップで右打者から空振りを多く奪っていた。右横手の大川は春季大会から山陰大会にかけてリリーフで好投を続けている。曲がりの大きなスライダーが武器で特に右打者は苦労するだろう。秋・春とエースナンバーを背負った松田康は右上からの角度のある投球が武器だ。130km/h後半とチームで最も力のある球を投げる。春から山陰大会にかけて立ち上がりに制球を乱して失点を許す場面があった。山陰大会決勝で益田東を完封した2年生の小田は変化球を低めに集めることができる制球が持ち味だ。他にも清水や津田といった豊富な枚数が揃う。

 攻撃ではスイングの鋭さは県内でも1・2を争う。1年生時からレギュラーを務める荒木が2年生ながら主将を務め、打撃でも上位打線としてチームを牽引する。右打者の冨田や左打者の野田や上田といった中軸を打つ打者も力がある。1年生から遊撃手を務める藤瀬が春季大会の準決勝以降試合に出場していないが、山陰大会では1年生の吉村が見事にその穴を埋めて見せた。山陰大会では春季大会に比べて反対方向へも強い打球を飛ばせるようになっていて着実に成長を感じられた。

 

 

 

 

 

21.浜田商業

 

秋:2回戦 春:2回戦 石見:準々決勝

 秋季大会は出雲西、春季大会は大社に敗れたが、石見地区大会で江津工業をサヨナラで下して今代の公式戦初勝利を手にした。今年の代の試合を観戦できていないので詳細は不明だが投手では昨夏登板経験のある、小川、秋満、湯田の3投手と捕手の齊藤とバッテリーがそのまま残っているのが強みのチームだ。左変則の湯田を中心にタイミングを崩して粘り強く守りたい。

 

 

 

 

 

22.大 東

 

秋:16強 春:2回戦 出雲:1回戦

 昨夏、浜田を破った際の野手が多く残る。秋は初戦で出雲商業の好投手、福原を打ち崩して勝利した。3回戦では出雲西に延長タイブレークの末に敗れて8強進出を逃した。春は再び出雲商業と対戦し敗れる結果となった。出雲地区大会では初戦で優勝した出雲に敗れている。

 春以降試合を見ることができていないが、投手では左腕の林から右腕の光田への継投が多い。打撃では寺本、和田、沖田、川本など半数以上の野手が残っており昨年の経験を生かして戦っていきたい。

 

 

 

 

 

23.情報科学

 

秋:2回戦 春:2回戦 松江:準々決勝

 ここまで今代での公式戦勝利は無く、最後の夏に全てをかける。今年の代は試合を見ることができていないが、昨年から注目している正捕手の井塚は強肩強打選手だ。主将としてチームを引っ張り、捕手では山本、新田、山﨑の3投手をリードする。打撃では昨秋の立正大淞南戦では本塁打、春の邇摩戦でも二塁打を放つなど毎試合長打を放ち存在感を示している。井塚の前に走者を溜めて打席を回したい。

 

 

 

明日はFゾーンのチームを紹介します。お楽しみにお待ちください。