島根県高校野球
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2024/06

22

第106回選手権
島根県大会の
Bゾーンの見所

こんばんは。管理人のジョーです。

9日間連続で第106回全国高等学校野球選手権島根県大会の見所を連載中!

 

連載3日目の今日はBゾーンの見所を掲載します。

 

 

【Bゾーン】

第106回選手権島根大会 組み合わせ

第106回選手権島根大会Bゾーン組み合わせ

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【見所】

 秋3位の大社を中心に投手に自信を持つチームが揃った。大社は左腕の馬庭、右腕の岸、山本と3枚の投手が揃い6試合を耐えるだけの投手力を備えている。野手も主将の石原、俊足の光る藤原、遊撃手の藤江ら昨夏4強のメンバーが数多く残る。好投手が多いゾーンなだけに1点づつ着実に得点を積み重ねていきたい。大社の初戦の相手の益田の三浦も140km/hに迫る速球を投げる好投手との噂を春に聞いた。Bゾーンの初戦で最も注目の試合だ。松江高専は左腕の花田、出雲工業の照喜名と大江、松江工業の藤江と各校柱となるエースがいる。大社は優勝を狙うなら馬庭以外の投手の活躍と打線の進歩が問われるだろう。

 

 

 

 

 

05.松江工業

 

秋:2回戦 春:16強 松江:4強

 今年の代を現地で観戦できていない。秋は飯南との接戦で敗れたが、春は初戦で松江農林との投手戦を制すと、2回戦では益田の好投手に大量の三振を喫しながらも粘り強く戦い勝利した。3回戦では松江西にタイブレークの末敗れたが春に躍進を遂げた。続く松江地区大会では準々決勝で安来を破り4強に進出した。

 投手では1年生時から夏の登板経験を積んできた右腕の藤江が柱となる。春の3試合をいずれも1人で完投しスタミナもある。左腕の温湯も控える。野手は塩野瑛、枝木が昨年からのレギュラーだ。昨年程の打撃力は無いが春以降接戦を制している試合が多く粘り強い戦いができることが持ち味だ。近年はコンスタントに夏の16強以上に進出しており今年も期待がかかる。

 

 

 

 

 

06.出雲工業

 

秋:2回戦 春:1回戦 出雲:準々決勝

 秋は島根中央、春は準優勝の石見智翠館に敗れたが出雲地区で出雲西に勝利して今代で公式戦初勝利を手にした。

 好投手が複数おり夏に化ける可能性がある。右上投の照喜名は直球と似た軌道から曲がる変化球が持ち味で石見智翠館から多くの空振りを奪っていた。右横手の太田は昨年から2番手投手として登板経験がある。左右に曲がる変化球を持ち、出雲地区では5回まで主軸が並んだ大社打線を0点に抑えた。春以降バッテリーミスなどから大量失点に繋がることが多かった。夏までに修正して守り勝てるようになることが勝ち上がる鍵になる。

 

 

 

 

 

07.松江高専

 

秋:1回戦 春:2回戦 松江:1回戦

 夏はこの代での公式戦初勝利を掴みたい。春は左腕エースの花田が春準優勝の石見智翠館を相手に6失点ながら大量点を許さない投球をすると、松江地区大会でも優勝した開星を相手に6回まで2点に抑えた。変化球をコースに投げることができているので打者のタイミングを崩すことができていた。野手は昨年の3年生が3名なことから多くは昨年からのレギュラーが残っている。待ち受けの初戦の戦い方が難しい所に入ったので試合への入りが重要になる。

 

 

 

 

 

08.大 社

 

秋:3位 春:16強 出雲:準優勝

 昨夏からバッテリー含めセンターラインの殆どが残り秋は前評判が高く、島根中央や益田東に競り勝ち激戦のブロックを勝ち抜いて準決勝に進出した。準決勝では矢上の好投手の皆吉から2点を奪ったが、9回にリードを守り切れず悔しい敗戦を喫した。翌日の3位決定戦では津和野に4点のリードを許したが逆転して中国大会に進出した。中国大会では米子松蔭に接戦に持ち込んだが、夏と似た走塁ミスや守備の乱れが要所要所で出てしまい敗戦した。春季大会では3回戦で優勝した益田東を相手に先制して2点リードを奪ったが、守備のミスなどから逆転を許し危惧していたワンプレーの弱さが出て敗れた。出雲地区大会でも決勝戦に進出したが出雲に5ー6で敗れ優勝経験を得ることができなかった。

 チームの武器である投手陣は県内屈指で全国大会に出てもおかしくないレベルの高さだ。エースの馬庭は県内トップクラスの左腕でキレのある球が武器だ。秋から完投する試合が多く、連日完投できる体力をつけてきた。夏は馬庭の直球の制球が鍵になるだろう。岸と山本の3年生右腕も下級生時から登板経験が豊富だ。山本は秋は力のある直球を投げ込んでいた。岸は2年生の山陰大会以降登板した試合を観戦できていないので、どれだけ成長した姿を夏に見せてくれるか非常に楽しみだ。

 野手はやや物足りなさを感じてしまう。それでも藤原が昨夏から春まで最も成長を感じた打者だ。身体が大きくなり内の直球にも対応できるようになり抑えるのが困難になった。この打者が数多く出塁することが大社が好投手の多い今大会で得点を重ねていくのに鍵になる。石原と藤江も1年生の夏から名門のレギュラーを得て活躍してきた。春はやや打撃の調子が良くないように見えた。中軸を打つ2人の復調も夏に向けて重要になる。攻撃では速球を投げる投手が多いので、140km/h超の速球への対策・藤原の出塁・奪える好機で着実に1点を重ねてボディーブローのように得点を重ねていく攻撃をしたい。秋・春のような投手陣頼りにならないように野手の意地を見せて欲しい。今年敗れた4試合は全て1点差負けと接戦で、夏も過去10年で1点差負け6回の勝負弱さを克服することが1992年以来の優勝に必ず必要だ。6試合勝ち抜くことが必要なことに加え、準々決勝以降は全て私立校との対戦となる可能性があるので、例年よりも暑さ対策を含めた体力、集中力を高めて夏に挑んで欲しい。

 

 

 

 

 

09.益 田

 

秋:不戦敗 春:2回戦 石見:1回戦

 秋は負傷者が出て不戦敗となってしまったが、春は松江工業を相手に投手戦となったが守備の乱れと押し出し四死球で敗れた。石見地区では浜田相手に乱打戦となったが1点差で敗れた。夏に公式戦初勝利を目指す。

 現地で試合を観戦できていないので詳しいことは不明だが、春季大会期間中にエースの三浦が140km/hに迫る速球を投げていたと噂を聞くことが多かった。野手は齊藤航が力がある。

 

 

 

明日は第4シード矢上のいるCゾーンのチームを紹介します。お楽しみにお待ちくださいね~