島根県高校野球
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2024/03

22

展示作品の見どころ解説
第5弾

 

こんばんは。管理人のジョーです。

前回くらいから展示作品の紹介というより、単純な思い出話になってるような気がしますが…まあいいか

 

ということで、今回は2021年の春季大会の思い出を紹介します。

 

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選抜大会は無事に終えましたが、コロナが流行り都道府県各地の春季大会が続々と球場内に入れない規制がかかりました。近畿では幸いなことに住んでいた場所から近い滋賀県は球場内に入ることができました。更に春季近畿大会も滋賀県が開場のため全試合観戦することができました。

 

春季滋賀県大会の1・2回戦ではスコア2号による記録方法も試していました。前の打席結果を確認しやすくするために実験していました。しかし、時系列の分かりにくさ、情報量の減少の2点を理由に不採用になりました。ただ、この実験スコアから打撃結果の色分けをマーク以外の部分全体に施すようになるという現在に繋がる部分が誕生しています。3回戦からは通常のスコアに戻しましたが、滋賀県大会決勝戦と近畿大会を除いて投球コースが未記載です。この段階では投球コースを安定して記入する程の体力がありませんでした。前期だけの展示ですが「近 江 対 立命館守山」戦はコースも記録しておくべきでした。

 

加えて、春季滋賀県大会の1・2回戦では選抜に引き続き様々な位置から試合を観ることを意識しました。野球を観るのもスコアを記録するのも、観る位置によって必ず一長一短があります。例えば1・3塁のベンチ上、すなわち監督が采配を振るう視点からは投球コースの左右や打者の目付けの位置などを察知するのは非常に難しいです。反対に直球の軌道や打者の手元での勢いはネット裏よりも分かりやすかったりします。また、円陣の掛け声やベンチでの指示を聞くことができることが面白いです。

 

ネット裏の高い位置は、投球コースの高低や落ちる変化球が見分けにくいですが、野手の守備位置の変化は分かりやすいです。ネットの真裏は投球コースと球種を記録するには向いていますが、野手の守備位置の深さや球速を表示以上に速く感じてしまったり、真裏の低い位置だと主審と本塁が被り見にくいといったデメリットもあります。

 

テレビ放送のセンターカメラは右投手の球種は非常に分かりやすいです。しかし、センターの真正面ではなく、ややレフト側に付いているため左投手の変化球は角度が合わず球種が分かりにくくなります。更にややレフトに付いているので、Gのコースに決まった球が実際はHに外れていることがあります。加えて映像外の野手の動きは全くわかりませんし、選手交代もわかりにくいことがあります。

 

外野席のレフト、ライト後方は投球に関する情報を見分けることは難しいですが、野手どうしのコミュニケーションを聞くことができます。センター付近は投球コースは記載できますが、選手交代の際に電光掲示板が見にくかったりライン際の位置が見にくいです。

 

是非、この情報を参考に好きな席を見つけてみてくださいね!

 

話を戻しますが、春季大会を現地観戦で練習することができたことは幸せでした。更にこの年は近畿勢が夏の選手権大会でも軒並み上位に進出しました。都道府県大会の1・2回戦レベルから全国制覇を狙えるレベルが春季大会の時点でどれだけ仕上がっているか幅広く観察することができた良い経験でした。

 

次回はいよいよ2021年の選手権大会の思い出を振り返りたいと思います。

 

 

是非お楽しみにお待ちくださいね~

 

 

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