島根県高校野球
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2024/03

14

展示作品の見どころ解説
第3弾

 

今回は3章の2020-2021年シーズンの見どころを紹介します。

 

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前回、紹介した第101回選手権島根県大会の決勝戦を観戦してから「来年は全日夏の選手権島根県大会を観戦する!」という目標を掲げていました。

 

ところが予想外のコロナウイルスが蔓延してしまった。どーしよう。

 

考えた末の答えは、「高校野球が再開された時に、もっと詳しい情報を記録できるようにパワーアップするんだ!」ということでした。その一心でコロナ期間に試行錯誤していたスコアが3章の前半部分で展示されています。

 

その後、各都道府県で独自大会が開催されることが続々と決まりました。島根県も例外ではありませんでした。

 

島根県の独自大会はベスト16以降は全てケーブルテレビで放送、1次予選は地元会場はケーブルテレビで放送でした。加えて他会場もタッチスコアによる速報ありとデータを取るための大き過ぎるチャンスが舞い込んできた大会でした。2022年の選手権大会からは島根県も見逃し配信がありますが、当時はそんな便利なものはありませんでした。

 

まさに棚から牡丹餅の状況でした。コロナ期間に準備できていたこともあり、落ちてきた牡丹餅を受けとる準備や位置取りは万全でした。

 

「コロナをチャンスに!」をテーマに掲げて挑んだ大会、この大会で最も印象に残ったスコアということで「開星 対 平田」(前期のみの展示)の試合を取り上げることにしました。両校は秋季島根県大会の準々決勝で対戦し、平田が3対1で開星を下しました。平田は21世紀枠に選出され甲子園へ。敗れた開星は色々あり監督が交代し、野々村監督が2011年夏以来に復帰されるという正反対の半年となりました。

 

個人的には管理人が幼少期の頃は島根県の高校野球=開星の時代でした。憧れのチームの監督であった野々村監督の采配を自分のスコアで記録できる機会があると思っていなかったので、この大会は興奮が止まらなかったです。

 

試合は平田のエース古川が多彩な球種で的を絞らせず好投すると、対する開星は短い回で継投して投手戦に持ち込みました。ベンチ入り枠が20名→25名に増えていたことを上手く生かした起用法でした。1対1で迎えた9回表に、開星の4番神庭がインコースの直球を振り抜くと勝ち越し本塁打となり2点を奪い決勝点となりました。

 

 

改めてこの時期のスコアを見返して、まだまだだったなと思ってしまいます。

 

ですが、当時は必死でした。

 

管理人自身も常に全力を尽くしてスコアを記録し続けているので、見返すことで成長していたことが実感できました。実は展示の中で最も感動した部分です。

 

そして、この大会を通して「次は現地で全日程観戦したいな」という次なる野望が芽生えました。

 

この続きは次回のお楽しみに!

 

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