島根県高校野球
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2024/03

05

展示作品の見どころ解説
第2弾

 

今回見所として取り上げるのは、こちら!

 

第101回選手権島根県大会の決勝戦

「開 星 対 石見智翠館」

です!!!

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管理人がスコアを記録する大きな意義を見つけることになったターニングポイントと呼べる試合です!

 

午後13時開始で11時頃には松江市営野球場に到着していましたが既に行列ができていました。待ち時間に小雨が降っていました。

 

試合は石見智翠館ペースで終始進みました。2回に関山愛の適時打で先制すると、4回には関山愛の適時打、5回は熊代の犠飛などで5回終了時で5点のリードを奪いました。開星は2年生右腕、佐藤の速球とキレのあるスライダーに苦戦し、6回に2点を返しただけでした。

 

しかし、9回2死1塁から流れが変わります。田部が石見智翠館のエース迫広の顔の高さの直球をレフトスタンドへ運び1点差に詰め寄りました。続く内藤は前年夏敗れた益田東戦の最後の打者でした。1年間の成長を込めた一振りはライトポール際に吸い込まれる同点本塁打となり神憑り的な展開で延長戦に突入しました。

 

迎えた延長13回表に開星の4番外山が真ん中付近の変化球を捉えると反対方向である左中間スタンド上段に飛び込む勝ち越し本塁打で勝負あったかに見えました。しかし、直後の裏にこの試合開星の逆転劇を支えてきた岸田が石見智翠館打線に捉まります。

 

無死1塁から関山愛に適時二塁打を浴び1点差に詰め寄られると、連打でピンチを招き、1年生左腕田中に継投します。4番名田を打ち取り2死に漕ぎ着けると、再び岸田をマウンドに戻します。しかし、代打の伊藤に同点適時打を浴びると、2死満塁となり最後は熊代が冷静に押し出し四球を選び劇的なサヨナラ勝利で石見智翠館が甲子園出場を決めました。

 

この1試合は管理人にとってはターニングポイントとなる試合でした。決勝戦が終わった後に「ここまでの大会をずっと見て記録してきた人であればもっと気づきや感じることが多いのではないか」、「1大会を通して見てみたいな」、「人生の一端を詳細に記録できるスコアは素晴らしいな」という感情が沸き上がってきました。これが翌年以降もスコアを記録し続ける理由になりました。そして、スコアの記録を再開し始めた初年度に一生記憶に残るであろう激闘を見せてもらったこと、記録できたことは感謝しきれないです。更に4時間近いこの試合で最後までスコアを記録することができたことも大きな自信になりました。

 

という訳で人生を変えてくれた試合として2章の「開星 対 石見智翠館」を紹介しました。

 

次回はどの展示物を紹介するかお楽しみにお待ちくださいね。それではまた~

 

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