H O M E
こんばんは。管理人のジョーです。
いよいよ明日21日からは準々決勝に突入します。今大会は逆転ゲームが多くコールドが少ない大会ですね!
今日の記事では第108回全国高等学校野球選手権島根県大会の準々決勝初日の出場校と見所をどこよりも詳しく紹介します。
【準々決勝以降】
準々決勝以降組み合わせ
<画像を押して拡大>
【見所】
全てのブロックでシード校と本命または対抗馬のチームが順当に勝ち上がってきた。今年の甲子園の切符を掴むのはどのチームとなるか非常に楽しみだ。
石見智翠館
【勝ち上がり】
8強までを全てコールド勝ちと順調に勝ち進んできた。初戦は出雲西を5回コールドで下し順調なスタートを切った。相手投手に外角か高めに投げて、深く守る外野手に大飛球を捕球されながらも、初回にオセモータの犠飛で先制すると、2回に相手投手に四死球が複数出た回に攻めきり7得点。4回に1点、5回に2点加えて10点差とした。投手では先発勝浦が4回を無失点に抑えると、5回からリリーフした蘭が三者連続と好調ぶりを見せた。
3回戦では出雲農林と対戦し、高め球でフライを打たせる作戦に嵌まり、序盤に突き放すことはできなかったものの中盤に一気に引き離して7回コールドで勝利した。2回に珍しくスクイズで先制点を奪った。4回には中田の犠飛で追加点、5回に田中、オセモータ、橋本、中田の4連続適時打などで5点を追加して一気に突き放した。投げては先発の橋本が圧巻の投球を見せると、6回からエース住田を投入。7回から捕手を代えられた影響からか制球をやや乱したが粘り切り得点は許さなかった。
【データ】
<画像を押して拡大>
石見智翠館データのpdfはこちら
【投手】
投手は大会前から陣容に大きな変更は無く、橋本と住田、蘭を主軸に他の投手が控える。左腕の橋本は今大会も調子が良く、出雲農林戦では右打者のインコース低めの直球に特に威力があった。まだ、変化球はあまり使用していないが準々決勝では本領が発揮されるだろう。住田は出雲農林戦で球自体は走っていたが、やや制球に不安定さを感じさせた。途中で捕手を代えられたり、今大会初登板と投げにくい要素も重なっていたので修正して準々決勝を迎えたい。蘭は初戦に好リリーフして好調さを見せつけた。若干球が散らばる傾向にあるが、ワンポイント或いはリリーフとして橋本や住田が安心して投げられる要因となっている。勝浦は準々決勝以降にはやや力不足で、他の投手も含めて基本は上記3投手で試合を投げ切ることが予想される。
【野手】
野手も春以降殆どメンバーや打順が変わりなく迷いの無い陣形を敷いている。チーム打率は3割6分、出塁率4割8分と対戦相手に恵まれたこともありかなり高い数値を示している。本塁打こそ出ていないが二塁打9本と長打力は健在だ。オセモータ、吉村、橋本、若菜が4割超えと当たっている。反対に3番を打つ有村に当たりがない。采配では打たせることが主体だが、3回戦では珍しくセフティースクイズを仕掛けた。犠飛による得点も多い。しかし、力の差のある相手だったこともあり、集中力にやや欠けた瞬間も存在した。ただし、失策等の守備のミスは無く締める所は締めている。一気に力の差の詰まる相手と対戦になる準々決勝で真価が試される。
益田東
【勝ち上がり】
8強までの3試合を全てコールドという圧倒的な強さで勝ち進んできた。初戦の出雲戦は開幕試合ということもあり、相手の手元で動く球に苦戦して5回まで得点の動かない試合となった。6回に相手投手の制球がやや乱れた所を突き猪谷、尾家、森重、舩本の適時打で一挙5得点と畳み掛けた。7回には藤井、8回にも猪谷の適時打などで加点し8回コールドで初戦を飾った。投げてはエース猪谷が圧巻の投球を見せて7回1失点の好投を見せた。
2回戦の出雲工業戦は観戦できていないが、今年代初登板となる川本が先発した。初回に先制されるも、梶谷の適時打で逆転すると、3回には猪谷が今大会浜山球場第1号となる左越本塁打を放つなど中軸が走者を返し大量11得点で5回コールドとした。3回戦では大田と対戦した。先発を昨夏以来の登板となる小野に任せた。1回裏に相手好投手の水間の立ち上がりを攻め、ベルトより高い球を狙い打って一挙6得点で試合を決めた。しかし、以降は小野が掴まり、継投した川本を含めて走者を大量に出す展開が続いたが、要所要所を併殺で打ち取り4併殺と守備力の高さが光った。2回以降は低めに集まった変化球に苦しんだ打線が、5回に継投した相手2番手の甘く入った球を捉えて点差を広げ7回コールドとなった。
【データ】
<画像を押して拡大>
益田東データのpdfはこちら
【投手】
投手では戦前から情報のあった梶谷と稲垣以外の川本と小野、野津といった他の投手を主体にしながら負担を軽減して8強まで勝ち上がった。梶谷は今大会も好調で直球とスライダーを主体に組み立てて出雲打線を寄せ付けなかった。開幕試合ということもあり、DHで打者に入らず投球に専念した。3回戦でも打者1人に投げて調整して準々決勝に入る。稲垣は角度ある直球を投げ、球自体も走ってはいる。しかし、初戦の出雲戦では制球が散らばっていて、重要な所では少し怖い印象を持った。小野は直球とスライダー主体の変化球を集めて打たせて取る右腕だ。川本は130km/h中盤の力のある直球が持ち味だ。しかし、真ん中付近に球が入ることと、梶谷と角度やフォームに変わりが無いので多様性に欠けて使いにくい。
【野手】
野手は投手含めてベンチ入りした20名を一度は全員起用して勝ち進んできたことが特徴的だ。チーム打率も3割8分と当たっていて、出塁率も4割8分と対戦相手の石見智翠館と同等の数値を示している。猪谷、舩本が7割超えと当たっており、3割を超える打者が揃う。特に猪谷は1本塁打5打点、直後を打つ梶谷も4打点を叩き出す勝負強さが光る。送りバントや盗塁といった采配も随所に光り初回に先制点を奪う試合が多い。初戦は守備にややミスがあったが、以降は修整してきた。
【試合の見所】
準々決勝で最も面白いカードとなる。打線では長打力は石見智翠館に部があり、打率や出塁率は殆ど互角だ。投手力は枚数が揃っている分、石見智翠館がやや優勢だが益田東もエース梶谷に爆発力がある。
恐らく試合は石見智翠館は左腕の橋本から住田の継投、益田東は梶谷1人で投げてくるのではないかと予想する。ただし益田東の梶谷は9回投げ切るスタミナが心配なため、先発に別の投手を起用してくることも若干考えられる。両校の投手陣と堅牢な守備で互いの強力打線をどの程度に封じることができるかが鍵となる。
益田東は今大会無失点の石見智翠館から得点するために、藤井、猪谷、梶谷の3人が機能してくれば得点が増えてくるだろう。反対にこの3選手が仕事させて貰えないと苦しくなる。長打力は劣るだけに沢山走者を出す展開に持ち込みたい。石見智翠館は梶谷の速球にどの程度対応できるかが鍵となる。
試合展開としては、両校全試合先制して勝ち上がってきているだけにビハインドとなったときの雰囲気が分からない。いつも通りの試合展開にするためにも先制点は重要な要素になるだろう。特に春以降殆ど先制している石見智翠館が先制点を許す展開となると面白くなるだろう。また、益田東は今大会全試合後攻で戦っているため先攻、後攻どちらになるかも注目だ。互いに投手が良いため3点前後の試合となるのではと予想している。
開 星
【勝ち上がり】
今大会初観戦となる。初戦は江津工業を5回コールドで下した。打線は1巡目に左腕投手に苦戦するも、3回に三島の適時二塁打で先制すると、4回に澁谷の本塁打などで7点を追加して点差を空けた。エース森が5回を1安打に抑える好投を見せた。
3回戦の平田戦はリードを許す時間が長く苦しい展開となった。生和が3回で6四死球を与える制球難に陥るも粘り強くリリーフし、7回表の1死2・3塁を抑え流れを呼び込む。7回裏に澁谷が押出四球で同点とし、松﨑の適時二塁打で勝ち越した。8回のピンチからエース森が再登板して好リリーフで試合を締めた。
【データ】
<画像を押して拡大>
開星データのpdfはこちら
【投手】
投手は戦前の予想通り森と生和で試合を作っている。試合を直接見ていないため調子等は分からない状況だ。ただしエースの森は11回投げて12奪三振と三振を奪う能力が1ヶ月でかなり上がっているように数字の上では見える。準々決勝以降も森と生和のリレーで試合を組み立てる。
【野手】
野手はスタメンは春季中国大会から殆ど変わっていないが、二塁手に景山ではなく黒田を起用。山本海と生和をDHと一塁手を入れ替えている。山本海は打撃が良いが、森が再登板することが充分に考えられる投手事情のため7番に配置しており、生和がリリーフ時はここに一塁手として森が入る。打線では本塁打2本は全チーム中トップで澁谷と三島が放っている。打線全体でも打率3割5分、出塁率4割5分と高い値だ。平田戦では打率2割に抑え込まれたが、四死球が多く出塁率で4割を記録しているが、状態がやや心配される。打線では三島、黒田、松﨑、生和が5割を超えている。春以降好調の松本に当たりが戻ればより打線が勢い付くだろう。昨夏5盗塁を記録した松﨑だが脚が故障していて初戦に途中で退いた噂があることが心配だ。平田戦で2失策、バッテリーエラーも複数記録されていてディフェンス面がやはり不安定に見える。
松江商業
【勝ち上がり】
松江商業は今大会上手くピークを持ってきており非常に打線が活発だ。初戦の松江工業戦は待ち受けとなり難しい試合となったが、17安打しながら相手投手に粘られて接戦となった。7回途中から継投した千久谷が完璧な投球で流れを引き寄せると、8回9回と得点して逆転サヨナラで勝利した。
3回戦では松江地区上位どうしの安来と対戦。エース江角が好投を見せて3回に長谷川、5回に山田の適時打でリードを広げた。7回に1点差に詰め寄られたが、リリーフした千久谷が好投して流れを呼び込むと、8回以降に6得点と突き放した。
【データ】
<画像を押して拡大>
松江商業データのpdfはこちら
【投手】
投手では江角が先発して試合を作り、6回以降のピンチで千久谷を投入して流れを呼び込んでいる。江角も調子は良く力強い直球とスライダーを軸に長い回を投げている。特に右打者への外の直球の制球が安定した。千久谷は今大会非常に内容が良く、ピンチでのリリーフも全く問題無く打たれる気配の無い抜群の投球をしている。強力な開星打線に投手陣が耐えることができるかが準々決勝の鍵だろう。
【野手】
野手では大きくスタメンなどは変わっていないが、2試合計34安打でチーム打率が4割7分、出塁率5割超えと打線が好調だ。ただし、残塁もかなり多く2試合で25残塁と決め手に欠けている。犠打11と積極的に送りバントなども絡めて攻めてくる。
【試合の見所】
松江商業の投手陣が強力な開星打線を3〜4点以下に抑えることができれば勝機がある。松江商業は平田のようにリードした展開を作ってプレッシャーをしぶとくかけていきたい。
ポイントとして開星の速球を投げられる投手陣に対して打撃だけでなく、送りバントを決めることができるかも含めて松江商業が対応できるかがポイントとなろう。ある程度得点できないことには勝負の土俵に立てない。松江商業投手陣は江角が踏ん張ることが理想の展開を作ることに繋がる。リードした状態で好調の千久谷にリリーフしたい。
明日は準々決勝後半の出場校と見所を解説します。お楽しみにお待ちください。