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こんばんは。管理人のジョーです。
いよいよ来春の選抜大会出場をかけた秋季島根県大会が12日から始まりますね。この記事では秋の大会の見所を紹介しています。
【2026年代秋季島根県大会】

2026年代秋季島根県大会組み合わせ
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【各会場の見所】
全体的に3年生中心であったチームが多かったため新戦力に大きく左右される秋になる。特に公立校では下級生から登板経験を積んだ絶対的なエースの抜けた穴を埋められるかが見所だ。
今大会は軸になりそうな強豪校が一次予選の段階では上手く分散した。その上で一次予選の注目カードだが松江会場では「津和野 対 立正大淞南」を筆頭に「松江南 対 三刀屋」などが注目だ。浜田会場では「浜田 対 出雲」を筆頭に「大田 対 松江商業」も例年上位に喰い込む力を持つチームにしてくる両校の対戦で面白い。
【注目校と注目選手】
昨夏を制した開星は正捕手の松本七、4番を務めた松﨑、1年生時から出場経験のある内野手の三島が主軸となることが予想されセンターラインは比較的固まっている。打線でも左打者の松﨑、三島と松本七と力のある打者が揃う。加えて山本という選手にも力があるとの噂を聞いた。一方投手陣は主力の投手が全て抜けてしまい、唯一の登板経験者、森駿が中心となるだろう。右腕から今春時点で130km/h前半の速球を投げ込む力がある。夏に向けては2番手以降の投手が育つかも含めて要注目だ。
夏準優勝の松江南も主力の多くが残っている。野手では夏に大活躍した強打者の堀尾、正捕手の嶽野の左打者2人に加え、1年生時から不動の遊撃手の督永、三塁手の石倉、外野手の竹内と半数が残る。しかし、1・4・5番の打点を稼いだ中軸の穴は大きい。どういったチーム作りをするのか戦略性が問われる。投手では夏に全試合先発した制球が武器の竹邊を主軸に夏の決勝戦で登板した三島や福田が残る。福田も投げている球は素晴らしい左腕で成長が楽しみだ。
大社は春夏連続で甲子園を狙える代だ。投手では今春から頭角を表した長畑廉と堀江凌の両右腕が強力だ。甲子園に行くには全体的なレベルアップが必要だが、とりわけ変化球の精度が課題と夏を観て感じた。野手は1・2番を務めた山根と原田、春には4番を務めた古川、外野手で長畑彩が残る。甲子園に出場した代と今夏を比較すると、自力での得点の差が甲子園に届かなかった要因だった。野球は無死1塁から1アウトにつき1進塁しても得点にならないようにできている。不足する1進塁分を甲子園に出場した代は盗塁で埋めたが、今夏のチームには不足する1進塁を稼ぐ手段が不足していた。そのため得意な無死または1死3塁を作り切れなかった。武器であるチャンスを着実にものにすることに加えて好機を作る力を求めていきたい。また、下級生時から頭角を表した投手がいるチームにありがちな投手陣頼みになると甲子園へは届かない。野手陣の成長が甲子園へ行けるか、甲子園でどこまで勝ち上がれるかの鍵を握る。
益田東も2018年以来の甲子園出場、2020年以来の夏制覇を狙う。今代の特徴に前チームから出場する野手が非常に揃っている。力のある猪谷は今夏もキーマンの1人として活躍。同じく力のある右打者の藤井も遊撃手として昨秋はレギュラーを務めた。前チームの秋春と正捕手を務めた伊藤、夏に遊撃手として活躍した小技の光る高柳、外野手ではセフティーバントなど脚に自信のある藤原に注目だ。投手では右の速球派が揃う。軸となるのは1年生ながら夏の準決勝で先発を任され130km/h後半を計測した梶谷。夏は直前でベンチを外れたが長身から130km/h中盤の速球を投げる稲垣らに力がある。野手と比べると投手陣にやや不安があるが秋時点では優勝候補と言える戦力が揃う。
石見智翠館も中心となる選手が投打ともに残る。投手では今夏大車輪の活躍を見せた住田が軸となる。右腕から140km/h近い速球と多彩な変化球を操る本格派だ。夏はベンチを外れたが制球が良く試合を作る能力の高い左腕の蘭や春に130km/h超えの速球を披露した1年生左腕の橋本と質と枚数、多様性と戦力が充実している。野手では前チームよりやや打力は劣るものの1年生から遊撃手を務める吉村を中心に、夏に正捕手を務めた1年生の田中、夏に本塁打を放つなど力のある右打者の有村や左打者の下垣。守備固めで出ることの多かった藏田がおり、毎年半数くらいの選手が残るよう上手く選手を循環させている。
立正大淞南は大幅にメンバーが入れ替わるものの力のある選手が残る。野手では左打者の川口と太田が注目の好打者だ。右打者では1年生時から出場経験を積んだ福山は長打力が持ち味。昆澤桜も松江地区大会などで経験を積んだ。投手では夏にエースナンバーを背負った山腰と変則投球が持ち味の川口の両左腕が軸となるか。
矢上は野手の約半数が残る。長打力のある右打者の重富と渡邊、遊撃手の小泉、三塁手の宮本と前年の躍進を支えたメンバーの活躍が鍵となる。投手陣では短いリリーフながら大事な試合を任された鈴木、1年生春から登板経験を積んだ松直の両右腕が主軸となる。例年なら秋は非常に多数の投手を登板させることが多い。秋に強い同校がどこまで勝ち進むか見所だ。
浜田は殆ど全ての選手が入れ替わり経験のある選手が非常に少ない。内野手の真田を軸に鳴川や玖村が主力となるのではないだろうか。ベンチには入っていないが力のある見世田や俊足の秋山らの活躍にも期待したい。投手では春季大会に登板した右腕の吉田、1年生大会で先発することの多かった制球の良い左腕の藤井が主軸となるのではないだろうか。投手陣は近年の中では強力ではないのである程度打ち勝つ必要がある。
平田は昨年代は勝利に恵まれなかったが、1年生大会では県で準優勝を果たした代が最上級生となる。投手陣は全てが残り、下手投の布野、変化球の良い山本、直球に力のある藤井と3人の右腕に期待がかかる。春以降苦しむ得点力不足が課題となる。島根中央も好投手の塩崎を擁する。130km/h前半の直球と縦に鋭く曲がる変化球が武器だ。野手でも前チームから出場していた選手も多く残る。その中でも澁谷は注目の強打者だ。肥田、野口ら経験のある選手を軸にどう戦うか楽しみだ。
邇摩は夏は故障で登板機会のなかった稗田の他に夏の津和野戦で反撃の本塁打を放った安田などがいる。正捕手を務めた水間などの野手が残る大田は野手は経験豊富なだけに投手がどうなるかが注目だ。
その他の注目選手を挙げると、投手では津和野の前田光は右腕から140km/h超えの速球とカットボールを投げる。夏は制球に苦しみ悔しい結果となった。益田翔陽の柳井も夏に好投を見せた。チームとしても選手の多くが残り飛躍の年にできるか。隠岐の石田は春夏連続で16強進出の躍進を支えた。ナチュラルに動く130km/h超えの直球に多彩な変化球を操る本格派だ。出雲北陵の山田も夏に益田東相手に好投を見せた制球が武器の好投手だ。松江商業の千久谷も夏を経験した好左腕。野手では出雲の柘植、三刀屋の矢田貝などが注目選手だ。ただし、秋は新たに出場する選手も多く、ここに名前が挙がっていない選手達の活躍も楽しみに観戦したい。
新戦力も加えてどのチームが勝ち上がるか非常に楽しみにしています!
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