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こんばんは。管理人のジョーです。
いよいよ第107回全国高等学校野球選手権島根県大会へ向けての連載が開始しますね!
初回の今日は、組み合わせ全体の特徴と今世代全体の特徴について語ります。
【組み合わせの特徴】

ゾーン分け
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第107回全国高等学校野球選手権島根県大会(以下、選手権島根大会)では参加チーム数の減少に伴い昨年の大会に続いてトーナメントの形が変わることとなった。大きな原型は昨年から変わらないものの、1回戦の場所が4強ごとのブロック毎の下端に設けられた。1回戦勝ち上がったチームどうしの対戦を減らす方針であったため、難しい待ち受けの箇所が3箇所へと増えたことが危惧される。
日程的には順調に進めば決勝戦も1週間で3試合の球数計算となるため、ルール上はエース1人が群を抜いているチームも充分に優勝を狙うことができる。第1試合開始時間が3試合日で8:30〜と昨年よりも30分前倒しとなり、昨年のような18時超えをなるべく出さないように変更された。2試合日の開始時刻も10時開始と昨年同様の形に戻していて、秋春と異なっているので観客の方は注意が必要だ。
トーナメント全体では江津会場に私立の立正大淞南、開星、石見智翠館と公立の大社、浜田と近年の4強経験が豊富なチームが固まったのが大きな特徴だ。バランス良く分かれた前回大会と異なり、偏りが大きく出た今大会は、過去のデータと照らし合わせると私立校が有利な組み合わせに見える。反対に松江会場側で4強経験豊富なチームは益田東のみで三刀屋が次点に続きどのチームもチャンスがあるだろう。好投手を擁する公立校がひしめき合っている。
【今世代の特徴】
今代の特徴としては①左投手が少ないこと②エースと2番手投手の力の差の大きいチームが多いこと③エース投手が投打の軸となるチームが多いこと④例年と比べて守備が課題のチームが多いことが挙げられる。
投手に関する特徴が多いが①はエースクラスの左投手となると矢上の和田、的場、三刀屋の矢田貝、益田東の蟹江らとなりかなり数が限られる。②でいうと浜田や益田東、三刀屋、大田、出雲商業などが挙げられる。そのため、大会日程や組み合わせによる影響が大きいと考えられる。③も②で例に挙げたチームに当てはまることが多く、打撃でも中軸を担う投手が多いため疲労が心配される。④は春・地区の島根県大会を見ていて感じたことで、夏に向けて仕上げてくるとはいえ例年よりもシートノック、試合での動きなどを見ると全体的にやや動けていないような印象を受けた。投手の良いチームが多いだけに夏に向けてどれだけ計算できる守りを作ることができるかどうかは大きな鍵となる。実際に新バットとなった昨春に比べて1試合平均で動いた得点が9点丁度と昨春よりも約1.5点大きくなっている。
明日は第1シード矢上のAブロックを紹介します。お楽しみにお待ちください。