島根県高校野球
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2025/04

15

2025年春季島根大会
島根県大会の
Dゾーンの見所

こんばんは。管理人のジョーです。

 

連載最終日の今日はDゾーンの見所を掲載します。

 

 

【Dゾーン】

2025年春季島根県大会 組み合わせ

2025年春季島根県大会Dゾーン組み合わせ

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【見所】

 Dゾーンは第3シードの矢上がいるゾーンだ。秋の16強以上が3校と少なく穏やかなゾーンとなった。矢上の実力が一歩抜きん出ているが、秋8強の出雲工業や秋16強の出雲が対抗馬として立ちはだかる。ただしこのゾーンは秋に試合を観戦できたチームが僅か3校と少なくデータを持っていないのが実情だ。

 

 

 第3シードの矢上はあと一歩で選抜甲子園出場が見えるところまで秋季中国大会を勝ち進んだ。投手では秋季島根県大会では数多くの投手を登板させたが、中国大会からは左スリークウォーターの和田が先発しリリーフとして右腕の鈴木、左腕の的場が登板することが主体となった。和田は球速こそ120km/h前半と遅いものの変則フォームの横の角度と曲がりの大きなスライダーやカーブを投げてくる厄介な投手だ。反対に的場は同じ左腕で横の角度があるが130km/h以上の直球と威力がある。鈴木は来年代を見据えて起用されている部分もあるが右投手の中では最も安定している。その他にも二塁手を守ることが多い原など枚数は揃っている。
 打線では秋は2番を打った高橋が中国大会で2試合連続で本塁打を放つなど力があり注目を集めた。その前後を打つ上田、花田、重富も好打者だ。秋は例年よりも要所でのスクイズが増えたことが目立った。秋は引っ張る打球が多く変化球を打たされることが目立ったが、一冬越えて打力の成長が春以降夏へ向けての鍵となるだろう。守備は基本安定していることが多いが、中国大会の米子松蔭戦のように一度乱れると修正が効かないことが多い。夏はミスが続くことは致命傷に直結するため修正しておきたい。

 

 出雲は秋に安来に逆転で敗れたが投打ともにバランスの取れたチームだ。投手では1年生から登板経験を積んだ鞁嶋がエースとしてチームを牽引する。昨年1年で直球の威力が増し力勝負ができるようになった。加えて秋に初めて投球を見た荒瀬は威力ある直球で押すことのできる右腕で2枚の好投手が揃っている。野手では秋は4番に座った小村が安来戦で本塁打を放つなど力がある。荒瀬も強打者であり良い打者に複数走者を溜めて回したい。秋季大会の安来戦では幾度と好機は作るも得点が奪えなかったため、どうしても得点したい時に加点する手段を増やしておきたい。

 

 出雲工業はエース太田の好投が8強進出に繋がった。太田は右横手のトルネード投法から130km/h前後の直球を投げる。走者無しでもクイックするなどフォームでの緩急もつけられる。3回戦で矢上と対戦することがあれば太田の投球がどれだけ通用するかが見物だ。しかし、秋の準々決勝の大田戦では失策からの失点が多く春に向けての課題であった。

 

 

 いよいよ今週の18日金曜日から春季大会が始まります。夏の甲子園に向けてどこの学校がシード権を獲得するか楽しみに観戦したいと思います!