島根県高校野球
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2024/07

21

第106回選手権
島根県大会の
準々決勝の見所

こんばんは。管理人のジョーです。

第106回全国高等学校野球選手権島根県大会もいよいよ明日から準々決勝の戦いが始まります!

 

準々決勝の見所を掲載します。

 

 

【準々決勝以降】

第106回選手権島根大会 組み合わせ

第106回選手権島根大会準々決勝以降の組み合わせ

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出雲商業 対 大 社

 出雲商業は8強進出校の中で最も勢いがある。大社としては主導権を握った試合展開でないと相手の勢いに押されて苦しくなる可能性が高い。そのため先制点をどちらが奪うかが試合展開を占う上では大きな見所になるだろう。大社は益田東と対戦しなくて幸運と思っていると痛い目を見るだろう。

 出雲商業打線は春の矢上戦の西川、夏の初戦の蟹江と左腕投手からの得点が少ない。大社の左腕エース馬庭に対してどのような攻撃を仕掛けるかが見所だ。大社は藤原の脚を生かしつつ粘り強い攻撃で出雲商業の福原を攻略したい。両チーム投手が良いので2~4点決着のゲームになるのではないかと考えている。出雲商業としては先制点を奪って2・3点の投手戦に持ち込みたい。大社も先制点を奪って主導権を握ることが勝利を呼び寄せることになるだろう。接戦となることが予想されるので大社の1点への執念が問われる試合となるだろう。

 

 

 

石見智翠館 対 浜 田

 浜田のエース山田の出来が試合を大きく左右するだろう。石見智翠館は速球に弱い印象は無いが、ここまで球の遅い投手と対戦しているので140km/hを超える速球に対しての打者の変化が見所になるだろう。ただし、山田は17日の三刀屋戦で9回168球と球数が多かったが、20日の島根中央戦では3回を37球で抑えたが序盤から投球練習をしていた時間が長く、中1日で疲労がどの程度残った状態なのかが気掛かりだ。対する浜田打線は右打者が多く、石見智翠館の右打者を得意とする右変則の大川が出てくる前にリードしている状況に持っていきたい。そのために前半で積極的に攻撃を仕掛けて主導権を是が非でも奪いたい。

 両チームともに打線も良いので打ち合いになる可能性も否定できないが、恐らくは3・4点の試合になると予想する。展開によってはロースコアの投手戦から乱打戦まであり得るため予測が難しい。打ち合いになれば石見智翠館が有利と見ている。浜田としては3点程度に山田が石見智翠館打線を抑えるかどうかが1つ鍵になると見ている。

 

 

 

飯 南 対 立正大淞南

 飯南は3回戦で第3シードの大田を破り勢いがある。大田戦では絶対的エース岩本の好投と遊撃手の森山が強烈な打球を巧く捌いていた。立正大淞南は勝部、島田、山田を中心に1~3回戦で計6投手を登板させ負担を分散し、長期戦を見越した投手起用で勝ち上がった。打線も1・2回戦は10点以上の得点を記録したが、3回戦は変化球を主体に組み立てた益田翔陽の猪俣に苦戦した。

 試合は2~4点の接戦になるだろう。ポイントは岩本が立正大淞南打線を最終的に2~3点に抑えられるかどうかだろう。大田戦から中2日空いての準々決勝だが最後までスタミナが持つかも注目だ。さらに立正大淞南は右投手の変化球主体の投球に苦戦したが、そこをどう修正するかも注目だ。飯南は是が非でも先制点が欲しい。大田戦のように投手戦持ち込みつつ先制点、追加点を奪って逃げていく展開が理想だ。立正大淞南は太田監督の投手起用を個人的に注目したい。

 

 

 

矢 上 対 開 星

 矢上の強力な投手陣に、粘り強い戦いで勝ち進んできた開星が挑む。第4シードの矢上は出雲、松江南の強力な打線を持つチームを僅か1失点に抑えている。皆吉がどの程度イニング数を投げることができるかが準々決勝以降全ての試合のポイントとなるだろう。開星は2回戦の松江商業戦では9回2死まで追い込まれたが、そこから逆転した粘り強さが最大の武器だ。先制点を与える展開が多いが野々村監督の投手起用と積極的な選手交代も光っている。

 3点前後の試合展開となると予想している。開星は1・2回戦で失策が失点に絡む場面が目立ったので競った展開ではなく可能であれば2点程度のリードを常に保った展開で逃げていきたい。矢上の投手起用は中々予想しづらいが、最終的には登板するであろう皆吉から小技などを駆使して得点できるかも注目したい。矢上は2試合連続で無失策と守備が安定していて1点差程度の競った展開に持ち込みたい。リードした状態で皆吉に継投するのが理想の展開だろう。

 

 

 

いよいよ明日から準々決勝です。熱戦に期待しています!