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こんばんは。管理人のジョーです。
連載2日目の今日はBゾーンの見所を紹介します。
【Bゾーン】
2026年春季島根県大会Bゾーン組み合わせ
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【秋季大会の成績】
〇4位:矢上
〇8強:大田
〇16強:開星、松江南、出雲
【ブロックの見所】
上側のゾーンは第4シードの矢上、昨夏を制した開星、秋8強の大田と死のゾーンとなった。下側のゾーンにも昨夏準優勝の松江南、秋16強の出雲と有力な公立校が揃う。ブロック全体的に投打共にハイレベルな試合が見られそうだ。
【注目カード】
矢上と開星が初戦では全カードで最も注目される試合だろう。両校打力もあるだけに投手陣の踏ん張りが鍵になる。
その勝者と大田が対戦するようなことがあればB5①のカードも面白い試合だろう。特に秋に石見智翠館戦で好投した水間と矢上か開星いずれかが対戦すれば好ゲームになることが予想される。
松江南と明誠も注目カードだ。昨秋優勝の島根中央を指揮した新田監督が明誠の監督として着任した。率いてから間もないが、明誠も能力が高い選手が多いだけにどう戦力を使って松江南に挑むか注目だ。
【注目チームと選手】
第4シードの矢上は野手の戦力が残っていて、昨秋は組み合わせにも恵まれ4位に入った。秋季大会で投手は例年のように多数の投手を運用するのではなく、投手をある程度固定して起用していた。右腕の鈴木と小泉、左腕の木佐木の3枚の投手が主体となる。秋にエースナンバーを背負った鈴木は縦の変化球が持ち味の右腕だ。横の角度も付けようと3塁プレートの端から投球してくる。課題は120km/h後半の直球の威力で、直球が力強くなるとより変化球が活きるようになる。小泉は普段遊撃手を守るが3回戦と準々決勝のような試合間隔が詰まっていると鈴木を連投させずに小泉が先発していた。130km/h前後の力のある直球とスライダーが主体のオーソドックスな投手だ。3位決定戦では初回に甘い幅へ入った所を狙い打たれ大量失点したが、2回以降立て直した修正能力の高さがある。直球は3投手で最も力がある。この投手が投げる時はDHを使用しない可能性が高いと見ている。リリーフとして好投を続けたのが左腕の木佐木だ。直球は120km/h前半と決して速くないが、大きく曲がるスライダー、時折投げるチェンジアップと昨年代のエース和田とタイプが似ている。特に準決勝の石見智翠館戦では立ち上がりに制球に苦しみながらも低めに集めて窮地を脱すると、持ち味が冴えて反撃の流れを作った好リリーフが印象的だ。秋に登板機会は無かったものの、右翼手を務めた松直も130km/hを超える速球を投げる右腕だ。
野手は昨年代の躍進を支えた野手の半数が残り強力な上位打線を形成する。秋は途中離脱となった三塁手の宮本奏、捕手にコンバートされた重富、遊撃手の小泉、外野手の渡邉が要注目の打者だ。二塁手の三宅は脚が速く守備範囲も広い。例年よりも右打者が多いが、秋は左投手にとても苦しみ2回戦と2番手投手以降多くの左投手と対戦しながら全て3得点以内に抑え込まれたことが春の課題だ。しかし、春は左腕投手が主戦にいないチームが固まったという点で組み合わせに恵まれたのかもしれない。秋は右打者の引っ張り傾向が強かったが、一冬越えてどうなったかも注目したい。
その矢上と初戦で対戦するのが開星だ。秋季大会は3回戦で石見智翠館に打ち合いでタイブレークの末に惜敗したが準優勝校と互角に渡り合っているため実力は高いものを持っている。
投手は吉田の成長により、秋時点で1・2番手は予想以上にしっかりとしていた印象があるが、野手に比べると弱点ではあった。秋にエースナンバーを背負い先発投手として起用されたのが吉田だ。右横手から130km/h前半の直球と多彩な変化球を操る。課題は制球で右打者への四死球が多く、四死球から崩れることが目立った。リリーフで登板するのが森だ。縦の角度ある投球が持ち味の右腕だ。130km/h前〜中盤の速球と縦変化の変化球が良い。安来戦では緩い球も積極的に投げて緩急を使った投球も披露していたが、石見智翠館や浜田といった強豪校相手だと、緩い球を使う余裕が無くなってしまっていた。3番手は中堅手の澁谷が務めていた。昨年ボーイズで全国大会出場をした選手が入学すれば1年生ながら投手として起用される可能性が充分に考えられる。
野手では昨夏の甲子園を経験した捕手の松本、外野手の松﨑、1年生夏時に二塁手のレギュラーであった三島が主軸となる。これらの打者が集まる上位打線は県内トップクラスの破壊力を誇る。その他、外野手の澁谷、一塁手の山本はバランスのとれた強打者だ。打線の特徴は松﨑、三島、山本と左の強打者が揃っていることだ。特に松﨑は県内で最も優れた左打者で、満塁の場面で申告敬遠をされる程だ。夏よりもセンター方向を意識した打撃が秋季大会では見られた。上位打線が強力な打者が並ぶだけに下位打線の出塁率が得点を左右しそうだ。
大田は島根県トップレベルの選手である水間を主軸に据えたチームだ。水間が投打に渡る活躍をすることができればシードも見えてくる。
投手では水間が最も頼れる投手だ。秋季大会でも準々決勝の石見智翠館打線を延長10回を3点で抑え込む力があり、この投手が登板するとチームがこの投手で打たれたら仕方無いと腹が据わる雰囲気があり、既にエースの風格がある。右腕から140km/hに迫る質の良い速球が武器である。2番手以降はスピードはないものの丁寧な投球ができる投手が揃っている。中原は先発起用されることが多く、緩いカーブなどの多彩な変化球を操る。秋から1年生大会の短い期間の間で直球が120km/hを超えてきたため一冬越えての成長が楽しみだ。その他に森山、小倉、宅和、右横手の太田と枚数多く右腕を試している。
野手では正捕手の水間、二塁手の北尾、外野手の小倉、三井と昨夏を経験した選手が残りセンターラインを固める。水間は打撃でも打線の中心として働く。打線全体の打力は開星や矢上に劣るが、多彩な小技を活用して得点を挙げる。走者を溜めて水間に繋ぎたい。
チームの鍵を握るのは捕手の中村だ。普段正捕手を務める水間が投手となった際に捕手を務めるからだ。DH制を活かすことのできるチームでもあり、1年生大会では中村をDHに置くことでブルペンで球を受けつつ打力も活かせる。更に水間が登板した際はDHを解除して捕手に入った。この選手の成長なくして大田の強みを活かすことができないだけに今代での鍵と見ている。
松江南は昨年代夏の準優勝メンバーの多くが残り期待された秋だったが、3回戦で大田に9回2死までこぎつけながら失策から追いつかれると、延長11回にも大量5点のリードを奪うも、またも守りのミスから同点を許しサヨナラで敗れた。
投手は秋を1人で投げたエース竹邊が軸となる。球速は120km/h中盤ながら丁寧な制球と手元で球を動かせることが持ち味の投手だ。夏を見据えると2番手以降の実戦経験も重要な要素となるが、2番手投手最有力なのが左腕の福田だ。昨夏決勝戦でも登板していて130km/h前半の速球が武器だ。
野手は捕手の嶽野、遊撃手の督永、二塁手の堀尾が打線の主軸となる。竹内や石倉、金崎ら夏を経験した選手が後続に並んでいる。下位打線では竹邊の打撃が良く得点・打点共に多いためDH制を使うか悩ましい。作戦ではバントやエンドラン、スクイズなどの小技を上位打線でも仕掛けてくる。守備が秋に課題として露呈した。初戦の三刀屋戦は無失策であったが、得点が動く展開となった大田戦では4失策と守りが乱れたことが直接の敗因となった。エースの竹邊が打たせて取るタイプなだけに重要になるだろう。
出雲は昨年代から大幅に選手が入れ替わったが、秋季大会では浜田に競り勝ち16強に進出した実績がある。唯一昨年代から主力として出場していた柘植がチームの中心に座る。
投手では柘植がリリーフとして試合を締める役割を担っていた。右上から120km/h中盤の力のある直球を投げる。秋は柘植の前に右下手投の佐々木蒼が投げることで、より柘植の直球を活かすような采配が目立った。その他に矢田や田中らが先発することが多い。野手でも柘植が1番を務めた。秋は浜田、松江工業戦ともに大量得点、大量失点をしていて安定感に欠く印象であったが、一冬越えてどのようなチームとなったか注目したい。
隠岐の石田も好投手だ。秋は球が走っておらず調子が悪そうであったが、手元でカットするストレートが厄介な投手だ。出雲農林の大塚も下級生時から登板経験を積んだ制球が持ち味の右腕だ。
明日はCゾーンの見どころを紹介します。お楽しみにお待ちください。
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