島根県高校野球
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2023/08

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第105回選手権大会
広陵戦の見どころ

第105回選手権島根大会 準決勝以降組み合わせ

(第105回選手権大会組み合わせ)

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立正大淞南 対 広 陵

 広陵は春選抜4強、秋と春の中国大会を制覇した今年の中国地方で間違いなく最強のチームだ。夏の広島県大会では6試合で5失点とエース高尾を中心とした固い守が光った。エースの高尾は右上から140km/h後半の速球に加え、スライダーやフォークといった鋭い変化球も高い精度を誇る。決勝戦で僅か3安打に抑えられながらも、ライバル広島商業を下す試合巧者ぶりを見せつけた。しかし打線は平均.315と本領を発揮できていない。真鍋、田上、小林らが下級生からレギュラーを務める中心選手。

 立正大淞南は島根県大会で.399と全代表中6位と打線が当たっており、石見智翠館と開星を中盤の集中打で打ち破った。4番の山下が2本塁打を放ち、5割近い打者が並ぶ。酒井、坂川、山下、勝部に要注目。決勝戦では益田東を相手に山下から日野への継投で0封し11年ぶりの優勝を決めた。

 

 試合の展開だが、立正大淞南は山下から日野の継投。広陵は高尾と投手を予想する。決勝点は2・3点のロースコアとなるだろう。立正大淞南が勝つには、両右腕が広陵打線からいかに失点を防ぐかに期待がかかる。太田監督は2009、2012年はエースが完投するチームだっただけに、継投のタイミングも注目したい。両校ともに地方大会でビハインドを経験していないため先制点が重要になる。立正大淞南は後半にビハインドだと試合巧者の広陵に逃げ切られると思うので6回をリードして終えたい。今大会は延長戦やサヨナラが多く最後までわからない試合が多く、熱戦になることを期待する。